節約をして貯金をしたい人のための無理なくできる節約貯金の基礎

節約して貯金しようと決意したことがありますよね。

しかし実際に継続して節約生活を送っている人はそんなに多くありません。

特別浪費しているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらないという人は、どこかで無駄な出費がかさんでいるのかもしれません。

そこで、私が実際に試したこと、役立ったことなど、どうすれば節約生活を継続できるのかについて紹介していきます。上手に節約ができるようになるコツをたくさん紹介しますので是非とも活用してみてください。

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1.節約をして貯金を進めるための基本的な心構え

節約すればお金が貯まると頭で理解していても実際に行動に移すのはなかなか難しいものです。

コツコツタイプの人は比較的節約が上手ですが、3日坊主タイプの人は節約を継続するということが苦手だと思います。

しかしどんな性格の人でもきちんと意識して正しい節約方法を実践すれば貯金できるようになります。

では具体的にどのように意識すればいいのでしょうか。

1-1.自分なりの貯金目標を設定する

具体的な目標もなく漠然と貯金したいと考えていても月日だけが過ぎていき、なかなか本気で取り組むことができません。

1年後留学するために100万円貯める、40歳までに家を建てるために3,000万貯めるなど、期限を設定することで目標から逆算して貯金計画を立てることができます。

また具体的な目標があればお金が貯まった後の未来を想像できるため本腰をいれて節約に取り組むことができます。

1-2.節約を成功させるためのご褒美も大切に

節約は突き詰めるだけ貯金できますが、我慢しすぎて爆発してしまっては元も子もありません。

たまには外食したり予算内で洋服を買うなど、ご褒美があればストレスもたまりにくく節約のモチベーションを高めることができます。

節約生活を継続するには自分を甘やかすことも大切です。

1-3.節約生活を楽しむ気持ちを大切に

節約生活は挫折する人が多いだけあって想像以上に大変です。

我慢し続けるしんどい節約生活は長続きしません。

どうしたら楽しく節約できるかを常に考えるようにしましょう。

継続のためには楽しい節約生活をおくる工夫をすることが重要です。

2.節約の基礎は固定費を減らす

固定費とは、毎月支払っている金額が定まった費用のことです。

節約をはじめる時にはまず固定費から削減するのが鉄則です。

固定費は一度節約してしまえばその効果は継続し、節約の絶対額も大きいためかなり効果が期待できます。

2-1.まずは住宅費

2-1-1.賃貸派の場合

一般的に家賃は手取り収入の30%程度が目安となります。

これ以上高いと家計を圧迫することになるため、家賃の見直しが必要となります。

家賃の見直し方法としては以下の2つがあげられます。

・家賃交渉をする
大家さんや住宅管理会社に家賃引き下げの交渉を行うものです。

賃貸住宅は築年数の経過に伴い家賃が下がるものであり、同じ家に何年も住んでいるような場合には交渉の余地が高まります。

100%受け入れられるというわけではありませんが今すぐできる方法なので、すぐにでも交渉してみましょう。

・より賃料が安い物件へ引っ越す
家賃交渉に失敗した場合や交渉事が苦手という方は、今より家賃の安い物件への引っ越しが次善の策となります。

ただし、引越しには引越し業者代や、新たに契約する際にかかる仲介手数料、敷金、礼金などの費用がかかってしまいます。

1万円程度家賃が下がったとしても引っ越しにかかった費用を埋めるにはかなり時間がかかってしまうため、元が取れるのか十分に検討する必要があります。

2-1-2.購入派の場合

持家の場合は住宅ローンの借り換えを検討してみましょう。

最近はローン金利がかなり下がっており、借りたときと比べ金利が0.5%~1%以上下がるようなら借り換えをすることで毎月の返済額が大幅に削減できる場合があります。

住宅ローンの残り期間が長い場合や借りている金利が高いほど借り換えによる節約効果は大きいため、一度検討してみましょう。

2-2.案外むずかしい節約ポイントの保険

生命保険や医療保険、年金、学資保険など、保険にはたくさんの種類があります。

日本人は三大出費の一つと言われるくらい保険にたくさんの費用をかけています。

しかし、万が一の時に大切な保障ですが、保険料の支払いにより今の生活が圧迫されていては本末転倒ですよね。

保険に入ったら入りっぱなしのまま無駄な支払いを続けていませんか。

過剰な保障はないか、一度保険を見直してみましょう。

また結婚や出産、住宅購入などライフステージの変化に合わせて保険内容を見直すことも大切です。

2-3.自動車関連の費用節約

・マイカーを手放す
自動車を所有するためにかかる費用は固定費の中でもかなり大きな額を占めています。

購入費用、自動車ローン、ガソリン代、駐車場代、自動車保険料、自動車税、車検費用など非常に多くの支出項目があります。

通勤や、生活にどうしても必要である場合を除いて、車を手放すことも考えてみましょう。

月に数回しか利用しない、短時間しか利用しないというのであればレンタカーやカーシェアリング、タクシーなどを活用することで月々の費用を大きく節約することができます。

・自動車保険の見直し
自動車保険は同じ保障内容でも保険会社によって保険料が異なる場合があります。

基本的には年1回の更新となるので、毎年プラン内容を見直すようにしましょう。

保険料の節約はもちろん見直しサイトを利用することで金券などがもらえる場合もあります。

2-4.気づいたら相当高くなっている節約の花形、通信費

現在ネット環境は生活に欠かせないものとなり、通信費の家計に占める割合は大きくなっています。

家計の主な通信費である「携帯電話」「インターネット回線」「固定電話」の節約方法について考えましょう。

2-4-1.携帯電話

・料金プラン変更
自分が月に使用しているデータ通信量は把握していますか?

ゲームをする、動画をよく見る、メールや少しインターネットをする程度など、使用状況によってデータ通信量は、大きく異なります。

まずは、自分が使用しているデータ通信量を知り、現在契約しているプランに無駄がないか検証しましょう。

また料金プランは月ごとに気軽に変更することができます。

普段は利用頻度が少ないためデータ通信量の少ないプランを選択しておき、旅行や大型連休などデータ通信量が増えがちな月はデータ通信量の大きいプランを選ぶなど、計画的に変更すれば節約の効率が上がります。

・契約先キャリアの見直し
ここ数年で、携帯電話の大手3社以外に様々な通信会社(MVNO)が誕生しています。

独自のサービスやリーズナブルな料金プランを提供しており、最近よく耳にする「格安sim」と呼ばれるsimカードを取り扱っています。

ネットの品質や電話の品質は大手3社と変わらず月額使用料を2,000円程度まで下げることができるので、ぜひ検討してみましょう。

・Wi-Fiを積極的に活用する
自宅をWi-Fi環境にすることでスマートフォンのデータ通信を抑えることができます。

また最近では公共施設でも無料のWi-Fiが増えてきており、外出先でも無料のWi-Fi を積極的に利用するとデータ通信量がかなり減らせるでしょう。

2-4-2.自宅インターネット

自宅インターネットの固定回線は2年に一度は見直すようにしましょう。

契約して2年間の割引適用や、2年後にキャッシュバックなど2年区切りのキャンペーンが多いので、うまく乗り換えればかなり節約できます。

また自宅でのインターネット利用量がスマートフォンの容量で収まる場合、テザリング機能を使うことで固定回線が不要になります。

自宅でインターネットをあまり使わないのであれば、契約自体を考え直しましょう。

2-4-3.固定電話の見直し

固定電話は維持するだけでも年間約2万円もの費用がかかってしまいます。

ほとんど使用していない場合は思い切って解約してしまいましょう。

固定電話が必要な場合、請求書の郵送をやめてインターネットで確認するように設定するだけで月額110円値引きされます。

ナンバーディスプレイやキャッチホンのオプションを解約するだけでもそれぞれ年間で4,800円、3,600円の節約になるため本当に必要なオプションであるか検討しなおしてみましょう。

また、今使用している電話がアナログ回線であれば光回線にすることで基本料、通話料ともに安くなります。

ただしインターネットと併せて加入する必要があるため、インターネットが必要ない方は割高になってしまいます。

ライフスタイルや固定電話をどのように使っていくのかを考えて、自分に合ったプランを選択することが節約に繋がります。

3.日々のお金をきちんと管理する

節約して貯金をするためには、家計を把握しておくことが大切です。

どんぶり勘定ではいつまで経っても貯金することはできません。

お金をきちんと管理する癖をつけましょう。

3-1.家計簿をつける

まずは、お金を管理する方法の基本である、家計簿をつけることから始めましょう。

家計簿にはパソコンソフトや携帯アプリ、市販のノート型などいろいろな種類があるので、家計簿が苦手な方も、自分にあったタイプのものを選ぶと継続しやすいです。

家計簿をつけることで、何にお金を多く使っているのかという全体のバランスがひと目でわかるようになるため、節約するべき項目がみえてきます。

また収支を把握することで支出が多い項目を減らそうと意識するようになり、節約につながります。

3-2.お財布をシンプルに保つ

財布の中身がレシートやカード類でパンパンになっていませんか?

財布はお金が暮らす部屋です。

居心地の良い部屋にするために、カード類は最小限に留め、1日の終わりにはレシートや領収書を取り出し、お財布を整理する癖をつけましょう。

また財布は定期的に買い換える、長財布を選ぶ、お札の向きを揃えるなど、金運を呼び込む財布を心がけると実際にお金が貯まるようになっていきます。

3-3.ATMは利用しない

ATMで無駄な手数料を払っていませんか?

お金の管理がきちんとできている人は毎月お金を引き出す日や金額をある程度決めている為、月に何回もお金を下ろし、無駄な手数料を払うようなことはしません。

お金は必要なときにおろすのではなく、あらかじめ予算を決めておくことで、無駄な出費や浪費なく計画的なお金の管理ができるのです。

3-4.クレジットカードと現金払いを使い分ける

クレジットカードはポイントが貯まったり提携店舗での割引があったり便利でお得な面もありますが、目に見えないお金なのでいくら使ったか曖昧になってしまいつい浪費してしまうといった負の側面もあります。

家賃やローン、保険料などの固定費はカード払いとして、その他の支払いは現金払いとするように徹底しましょう。

現金払いにすることで支払うお金を意識して買い物することになり、衝動買いや無駄遣いをセーブできます。

3-5.ポイントに拘らない

財布の中がポイントカードでパンパンになっていませんか?

パンパンの財布はお金にとって居心地の悪い財布になってしまっています。

お金を貯めたいのであればポイントカードを断捨離しましょう。

またポイントカードは一見するとお得に思えますが、ポイントを貯めたいがために、不要なものを買ってしまう場面が多くなります。

ポイントカードは頻繁に利用するお店のもの数枚に絞って、無駄な消費をコントロールすることが大切です。

4.節約のためには日頃の行動を変える

節約して貯金するためには、無意識に積み重ねてきた自分の行動を見直す必要があります。

お金が貯まる人の行動は共通している部分が多く、その行動を真似することでお金が貯まる体質に生まれ変わりましょう。

4-1.時間を有効活用する

お金をきちんと管理できる人は、時間の管理も上手です。

効率良く仕事をこなし、プライベートでもテレビを見たりやネットサーフィンなどで無駄にダラダラと時間を過ごすことはありません。

その時間を投資の勉強や情報収集、財布の整理や家計簿などに充てることでお金に対する意識が高めましょう。

4-2.節約を意識して過ごす

電気はこまめに消す、コンビニは使わない、シャワーを出しっぱなしにしない、移動を自転車にするなど、生活の中で節約できる部分はたくさんあります。

節約を常に心掛けながら暮らすことで節約が習慣となり、自然と出費を抑えることができます。

4-3.自炊派になる

外食をやめて自炊するだけで、かなりの金額が節約できるようになります。

仕事が忙しくて毎日自炊する時間が無いという人は、週末にまとめて調理して作り置きしておくといいでしょう。

自炊は節約のためだけでなく、健康のため、料理のスキルを高めるため、という気持ちで楽しみながら自炊をすることが継続する秘訣です。

4-4.朝型人間になる

朝型人間になれば普通の人よりも活動の時間帯が大きく前倒しされるため、終業後に外食したとしても深夜には就寝することが多く、繁華街にくり出すことが少なくなります。

居酒屋やカラオケなど、世の中は夜の出費が多くなるように出来ているので、朝型人間は自然と出費から縁遠くなってお金が貯まるようになるのです。

節約してお金を貯めたいのであれば、夜型人間から卒業して朝型人間に生まれ変わりましょう。

さいごに

節約と言っても、色々なアプローチがあります。

お金が貯まっても、我慢して生活を切り詰めているとストレスになり、節約生活を続けることができません。

節約は小さな積み重ねで成り立つものであり、いかに長く続けられるかが重要になります。

楽しみながら節約できる自分なりの節約生活をカスタマイズして実践してみましょう。