子どものしつけのために覚える上手な叱り方【基礎】

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1.はじめに

しつけと聞くと堅苦しく重たいイメージがありますが、子どもの成長には欠かせない問題です。各家庭でのしつけの方針や、親自身が育ってきた環境もあり、しつけには正解がありません。だからこそ難しい問題です。

けれど、難しいと言っても子どもとの信頼関係を築き、親子のコミュニケーションの一つと考えれば少し気が楽になりませんか?

しつけはいつから始めたらいいのだろう?上手に叱ることが出来ないと悩むことがあるでしょうし、逆に叱った後に落ち込むこともあります。何度も何度もつまずきながら子どもと一緒に成長していきます。

正解がないしつけだからこそ、各家庭のオリジナルな方法で楽しく進めていくために、しつけに関する悩みや失敗しがちな行動をまとめてみました。
しつけをしていく上で、ヒントになれば嬉しく思います。

2.はじめてのしつけ

2.1 しつけってどんな事?

しつけと言っても、どこからどこまでがしつけかと聞かれると難しいものです。日常生活のなかで、しつけや教育すべきところはたくさんあります。


挨拶・生活習慣・食事のマナー・叩かない・蹴らないなどと例を挙げればきりがありません。では、“しつけ”とは何のために必要なのでしょう。

しつけは、子どもに考える力を付けさせ、社会に出るための準備です。腕の中で眠る赤ちゃんの時期はあっという間に過ぎ、多くの人達に出会っていく子どもには必要不可欠な知識です。

子どもがたくさんの人に出会い、たくさんの経験をするためのお手伝いと考えれば、しつけの重要性が見えてきます。しつけは世間からの親の評価ではなく、子どもの為のしつけということを忘れずに進めていきましょう。

2.2 しつけはいつから始めるの

赤ちゃんにしつけをする意味があるの?と思われがちですが、しつけは0歳児から始めるのが理想です。0歳からしつけと聞くと、何するの?理解出来るの?と疑問に思うかも知れませんが、ここでいう“しつけ”とは、これから始めるしつけの準備を行うという意味です。

これからたくさんのしつけをする上で、親子の信頼関係がとても大切になってきます。信頼関係とは、常に守ってくれる存在であり、愛情を感じる存在です。恐らく殆どのお母さんが、毎日のお世話で赤ちゃんと信頼関係を築いています。

親子の信頼関係は、特別な事をする必要はありません。泣いている時は声を掛け、抱きしめる。毎日絵本やお歌を歌ってあげる。天気の良い日は公園へ遊びに行く。日常にある行動のすべてが少しずつ信頼関係を築いていきます。


日頃からコミュニケーションやスキンシップをとることで、赤ちゃんが安心し安らげる居場所を作ってあげます。

生後6ヵ月頃には離乳食が始まり、1歳前後からはイヤイヤ期が始まります。それまでに親子の信頼関係をしっかりと築くことで、後々のしつけに大きく影響してくると思います。

2.3 しつけは親子のコミュニケーション

しつけは日常の中に溢れています。私自身は、しつけという言葉があまり好きではありません。しつけと言うと、“しなければいけないこと”のように感じるのですが、親子の関係やコミュニケーション自体がしつけだと思うのです。


すべての親と言えないのが辛いのですが、ほとんどの親は子どもに愛情を持って育てます。子どもの為に働き、子どもの為に食事を作るなど、それぞれの分担で子どもを支えています。その背中をみて子どもは成長していきます。

愛情を持って接し、日常にあるコミュニケーションこそがしつけ(教育)だと思います。叱ることだけがしつけではなく、コミュニケーションの中にたくさんのしつけがあります。そのコミュニケーションの中で、相手を思いやる気持ち、相手の気持ちを考えるなど、たくさんの学びがあればいいなといつも思います。

3.やってしまいがち!しつけのNG行動

しつけだと思い子どもを叱っていても、逆効果になってしまうしつけがあります。わかっていても、ついやってしまいがちな叱り方とNG理由をまとめてみました。

①子どもの話を聞かず、一方的に叱る
赤ちゃんでも、少し話せるようになった子どもでも、その行動に意味があります。頭ごなしに叱らずに、何がしたかったか話を聞いてあげましょう。大人のダメが、子どもにとっては好奇心であり、冒険の場合もあります。

②感情的に叱る
日々の忙しさと、何度も繰り返されるイタズラ。イライラしてしまうことも良くあります。感情的に叱ってしまうと、子どもの心に届きません。子どもを叱る時は、一旦深呼吸。冷静さを取り戻して言い聞かせましょう。

③「ダメ!」の一言で終わる
大人同士であれば、ダメと言われると何がいけなかったのかある程度理解する事が出来ます。しかし、子どもにとってはダメと言われても、何がいけないことなのか理解出来ません。ダメの理由を教えるのがしつけです。一言で終わらず、何がいけないのかを伝えるようにしましょう。

④しつけに一貫性がない
昨日はOKだったのに、今日はダメ。お母さんはダメって言うけど、お父さんはOK。などと日や人によって叱る基準がバラバラだと子どもは戸惑います。その戸惑いが不信感を募られる原因になりかねません。夫婦間であれば、同じ方向性でしつけをする必要があります。

⑤夫婦が同時に叱る


危険なこと、悪いことをするとつい二人で叱ってしまうことがあります。お父さんとお母さんが同時に叱ってしまうと、子どもは逃げ場所がなくなってしまいます。一人が叱っている時は、もう一人は静かに見守るようにしましょう。

4.しつけの悩み

4.1 叱り方がわからない

ママ友の話の中で、子どもの叱り方がわからないと聞くことがあり、どうやって叱っているの?と聞かれることがあります。叱り方がわからなくて、基本的に自由にさせているというお母さんも結構いらっしゃいます。

しつけに関しては様々な考えがありますので、一概にダメとは言えませんが、子どもの為を思うと少しは叱ることも必要だと私は思います。

叱り方がわからないというお母さんは、叱る=怒って言い聞かす・ガミガミと怒るというイメージがあるのではないかと思います。叱ると言うよりは、お母さんがお母さんの言葉で伝える・教えると思えば少し楽に叱る事が出来ると思います。

叱る時は少し真剣な顔で、トーンの低い声で話します。お母さんは大切なお話をしています!という雰囲気作りが必要です。笑いながら叱っても効果がありません。楽しく会話する時は笑顔で、叱る時には怒った顔。メリハリを付けて話すことで、子どもは徐々に理解し始めます。

4.2 叱るタイミング

叱るタイミングは、今まさに起こっている状況の中で叱ると効果的だと思います。後になって、「あの時どうして叩いたの?」と聞いたところで、子どもは何の事かわかりません。悪いことをしている意識がなければ尚更です。

その場でさっと叱り、その場で終わらせる。長々と叱っても子どもは理解出来ませんし、萎縮してしまうだけです。


日本では、何か起こったらすぐに言い聞かせると良いと言われていますし、私もそれがいいと思っていましたが、面白いことにアメリカでは真逆の教えがあります。「タイムアウト」という方法です。

もし子どもがお友達を叩いてしまった場合、日本ではその場で注意しますが、アメリカでは一旦その場から子どもを引き離します。引き離した後に何がいけなかったのかを考えさせます。数分から数十分考えさせた後で、話し合いをします。

早い時期から自立心を育てるアメリカらしい育児方針です。また、少し時間を置くことで、親も子どもも冷静になりお互いの意見を言い合えるメリットがあります。赤ちゃんには適応しませんが、ある程度話が理解出来るようになる年齢になると効果がみえると思います。

4.3 叱っても言うことを聞かない

叱ってもすぐに言うことを聞かないのは当たり前のことです。少しずつ理解し、行動出来るようになってくるのです。何度も言い聞かせ、子どもが納得出来るまでが戦いです。

この時に必要なのが、やはり早期からのしつけです。しっかりと信頼関係が築けていること、日々コミュニケーションが取れているかが大切になってきます。そして理解出来るように説明することです。

言うことを聞かないにも理由があるはずです。親が思うワガママは子どもにとっては何かを訴えたいサインかもしれません。叱っても言うことを聞かないと思う前に、子どもと向き合って話をすると解決出来る場合もあります。


我が家でも言うことを聞かない時がしばしばあります。初めは止めるように促しますが、それでもダメな時は何がしたいのか、どうして嫌なのかを聞くようにしています。そうすると意外な答えが返ってくることがあり、親の私が納得されられることがあります。

4.4 イライラする

子どもに言い聞かせる時や、同じことを何度も繰り返すとどうしてもイライラしてしまいます。自分では冷静に叱るべきだとわかっていても、毎日忙しく過ごしていると心のゆとりがなくなりイライラします。


イライラしながら叱ってしまうと感情的になってしまい、子どもの気持ちに耳を傾けることを忘れてしまいます。それではお互い感情のぶつけ合いになるだけで、何も解決しません。そしてイライラして叱ってしまうと、後になって自己嫌悪に陥ることもあります。

毎日頑張っているお母さん、イライラの原因は子どもが原因でしょうか。忙しいから?それとも子どもが思うようにしてくれないからイライラしているのでは?自分の子どもであっても一人の人間であり、性格や考え方は異なります。

どうしてもイライラする事が多いのであれば、1つずつ原因要素を潰していきます。何でも口の中に物を入れてしまう時は、危ない物は片づけてしまう。時間に間に合わないから「早くしなさい!」と叱るよりも、先に想定して時間に余裕を持つ。

すべてを先回りしてしまうと、子どもは考える事をしなくなります。やり過ぎは良くないですが、子どもとのスタンスが安定するまではイライラ要素を少しなくしていくのも一つの方法です。

4.5 手を上げてしまう

しつけだと思っていても感情的になり、言葉より先に手が出てしまうというお母さんは多いのではないでしょうか。これに関しては意見が2つに分かれると思いますが、基本的にはしつけに手を上げることは不必要だと思います。


私の場合は、叩くことを覚えて繰り返し叩いてきた時には、子どもの手をペチンと叩きました。痛さをわかって欲しかったからです。もちろん言葉で教えながらです。

ただ、手を上げるしつけは、自分なりのルールを決めておかないとどんどんエスカレートしてしまいます。言うことを聞かない時や、悪さや危険な時、叩いた直後は確かにやめるでしょう。それでは何の解決にもなりません。

子ども自身が納得し、理解しなければ身に付くことはありません。ただ怒られるから止める、怖いから言うことを聞くという形に変わってしまします。

先日外出中に、ある旅行中の親子に遭遇しました。お母さんと3歳ぐらいの男の子でした。きっとその男の子が自販機でジュースを買って欲しくて駄々をこねていたのでしょうね。するとお母さんが男の子の頭をバシッと叩き、男の子が大泣きしました。


近くに歩いていた人達が一斉に振り向くような大きな音で叩かれていました。お母さんは何事もなかったように無言で前を向いており、日常でもそんな感じなのが伺えました。

お母さんが叩いた理由はいくつかあると思います。ジュースばかり飲んでいるので控えさせたかった、一日中駄々っ子、何でも欲しがるなど、叱りたい理由はたくさんあります。でも言葉で伝えなければ何も伝わりません。大人同士でも伝わらないのに、相手が子どもなら尚更です。

4.6 夫婦間での叱り方が違う

しつけ問題で大切なことは、夫婦間で同じ価値観でしつけを行うことです。意外にしつけについての考え方が違い、夫婦喧嘩の原因にもなっています。私も何度か夫に言ったことがあります。子どもに言い聞かせていると子どもがふざけだし、それを見た夫は笑い出しました。それにはイラッとしてしまいました。


またお父さんとお母さんが違うことを言うと、子どもは間違いなく戸惑います。どちらが正しいのかわからず、結局どちらの言うことも聞かなくなります。

大きくなるにつれて、学校問題や習い事などたくさんの課題が出てきます。子どもが小さいうちから夫婦間での意見や価値観を話す習慣ができていれば、スムーズにしつけや教育が出来るように思います。

夫婦であっても考え方が違うのは当然ですし、ぶつかることもあると思います。どちらが正しいというよりは、子どもの為に何を選択するかを考えるかです。そして話し合いに大切なことは、感情的に一方的に話さない事です。

4.7 祖父母の口出し

子育てをしていると日常生活のことやしつけのことで、祖父母の発言や行動が気になることがあります。これはお互いの祖父母に言えることですが、ほとんどの場合嫁姑の間に起きる衝突だと思います。


子育てに関する考え方は、自分の親であっても考え方が違うものですし、夫の両親であれば尚更違いはあります。私は夫の両親とは仲が良い方だと思いますが、参考になることも多くありますが、子育てに関して食い違う面もあります。

お互いの両親は子育ての先輩ですし、私たちが考えもつかない知識や経験があります。けれど育ってきた時代や環境の違いによって、現在には上手く適合しないこともあります。

けれど子どもの両親であれ祖父母であれ、子どもの事が大切で気になるから言うのですよね。それだけは忘れてはいけません。自分の考えに合わない時でも一旦は話を聞くこと、自分が曲げられないことはその旨伝えることです。

嫁姑間で上手く伝えられない時は、夫に伝えてもらいます。否定するだけでは相手は嫌な気持ちになるだけです。自分たちはこう言う考えでしつけをしていると明確に伝えてもらいましょう。

5.上手に叱るためには

5.1 何度も言い聞かせる

しつけというものは、何度も何度も繰り返し言い聞かせることが必要なとても大変なお世話です。何度言ったらわかってくれるの?と言いたくなることも良くありますが、繰り返し伝えることで少しずつ理解してくれるのだと思います。


私は、本当に大切な話(ケガをするような事やスプーンやフォークなどを投げるなど)の時は1つルールを作っています。ふざけて走り回っていても必ず私の前に座らせます。私も座り、お互い向き合うように座ります。そして目を見て話します。その時に子どもにも目を見るように促します。

そうすることでいつもと違った雰囲気を作り、大切な話をしていることを伝えます。子どもですからじっとしている時間は少しです。その少しの時間だけでもきっちりと言い聞かせれば伝わると思っています。

それでもまた同じことは繰り返されます。こればっかりは思い通りに進んではくれません。それでも諦めず言い聞かせましょう。不思議といつの間にか理解し、叱っていた事をしなくなります。

5.2 叱ると褒める

しつけと言えば、叱る・言い聞かせるということが先に頭に浮かびますが、本当に大切な事は、褒めることだと思います。今まで出来なかったことや言い聞かせてきた事が出来るようになった時はたくさん褒めてあげて欲しいです。

褒められることで、正しいことが出来た!考えることが出来た!と1つの成長した証になり、どんどん吸収しようとします。今まで出来なかったことが出来るようになれば、親としてもとても嬉しく感じますよね。


その気持ちをそのまま言葉や行動で子どもにも伝えて欲しいと思います。大人でも褒められると嬉しく思いますよね。子どもだって大好きなお父さんやお母さんに褒めて貰えると嬉しいはずです。

厳しく言い聞かせることだけがしつけではないはずです。“叱ると褒める”をセットにすることで、叱るだけでなく理解して貰える存在として、更に親子の絆が深まるように思います。

5.3 夫婦で統一した考え

夫婦や家族でしつけをしていると、すべての意見をまとめることは難しいです。どんなに仲の良い夫婦であっても、育ってきた環境や親のしつけの違いで少しずつ考え方は違うものです。その為、普段は仲が良くてもしつけ問題になると喧嘩の原因になってしまう場合もよくあります。

お互いに子どものためを思っての行動ですが、喧嘩になってしまうと残念です。喧嘩の理由が子どもだった場合、察しの良い子どもは自分が原因で喧嘩していることを感じでしまうこともあります。


すべてのしつけを夫婦で合わすことは難しいと思いますが、大まかな所や大事な事柄については話しあう必要があると思います。子どものお世話をする時間が長いお母さんの方が一方的に話を進めてしまいがちになりますが、お父さんの意見も大切ですし、ふと冷静になれるものです。

話すことでお互いの価値観や子育てをどう考えているのか知る事ができ、意外に新しい発見になることもあると思います。相手の意見を取り入れることで自分自身の成長にもあります。

5.4 性格にあわせたしつけを考える

一人一人性格があるように、小さな赤ちゃんでも少し成長した子どもであってもそれぞれ性格があります。のんびり甘えたさんもいれば、正義感が強い子ども、一人で何でもしたい子ども。本当にたくさんの性格があり、その子どもに合わせたしつけや叱り方があると思います。


甘えたな子どもに何でも自分でやるように叱ったり、何でも一人でやりたいのに親が先行してお世話をしてしまうと、せっかくの子どものやりたい気持ちがないがしろになってしまいます。

子どものお世話をしていると、どうしてもお母さんの都合が先行してしまう時があります。時間が決まったお出かけの時は、グズグズしているとどうしてもイライラし急かしてしまいますし、子どものやりたい気持ちを無視して叱ってしまう時もあります。

私の子どもも私が夕食を作っている時に、一緒に遊んで欲しい、抱っこして欲しいなど料理を中断せざるを得ない要求をしてきます。ある程度は待つように話しますが、それでも要求してくる時は、一旦料理を中断し要求に答えるようにしています。きっと保育園から帰ってくると急に甘えたくなるのだと思います。

そんな甘えたな日もあれば、何を作っているのか気になるのか自分のオモチャのフライパンを持って見たいと近寄ってくる日もあります。大人と同じように日によって気分も違いますし、興味のあることも違ってきます。

子どもの成長と共に叱り方や接し方は違ってきます。1歳ぐらいからは、イヤイヤ期も始まり、毎日の気持ちの変化にお母さんも対応に疲れますが、子どもはそれなりに自分の伝えたい事を言おうと頑張っています。

その気持ちを読み取ることも、子育てには大切なことだと思います。お母さんの思いこみの子どもの性格ではなく、その時の子どもの様子に合わせて叱る事も大切なことだと私は思います。

5.5 感情的にならない


わかっていてもやってしまうのが、感情的になってしまうことです。お母さんだって人間ですので、機嫌が良い日もあれば、どうしてもイライラしてしまう日もあります。けれど、子どもには通用しないのがお母さんの気持ちです。

少し大きくなればある程度話すことで理解してくれますが、小さければお母さんの機嫌が悪くてもよく理解できません。

感情的になってしまうと、あれもこれもと一気に叱ってしまい、子どもの表情や気持ちを無視して叱ってしまいがちです。勢いで叱ってしまうとその後自分自身が後悔してしまい、余計に落ち込みます。

そうなる前に、いかに冷静になるかです。上手に叱れなくてもいいと思います。完璧なんてないものです。ただ子どもに伝えたいと思う気持ちがあれば、必ず伝わるものだと私は信じています。

感情的に怒っている自分に気が付いたら、一旦落ち着いてから叱るように練習していきましょう。

6.おわりに

私は比較的厳しくしつけを受けた方だと思います。子どもの頃は親の愛情を理解出来ず、しつけの大切さも感じませんでした。けれど大人になるにつれ、厳しかった親のしつけがとても有難く感じます。

そのせいか、自分の子どもにも厳しく言ってしまうことがあります。けれど、1つだけルールを決めています。

“叱った後は必ずギューと抱きしめる”

叱った後子どもを抱きしめながら、叱った理由と私の気持ちを伝えます。
子どもは私の腕の中でウンウンと頷いています。それが終わるといつも通りのテンションで一緒に遊びます。私だけの満足かもしれませんが、きっと子どもにも伝わっていると信じながら必ずするようにしています。

余談ですが、割としっかり話せるようになった今では私や夫を叱ってきます。その口調が私そっくりなのです。私ってこんな風に叱っているんだろうなと思うと笑ってしまいます。

しつけは難しいことかも知れませんが、いつか子どもの為になることだと思います。上手に叱って子どもの良いところを伸ばしてあげられるよう、日々子どもと成長出来ればと思います。