女性にとって出産とは、人生において一大イベントです。誰もが最初は初体験であり、先輩ママの話を聞くたびに新しい命の誕生への喜びと、その反面不安も大きいのではないでしょうか。
産後ママの心と体のケアについて詳しく調べた記事もありますので合わせて御覧ください。


目次
1.産後に体質が変わる原因
産後の体質の変化に大きく関わるのは“ホルモンバランス”です。妊娠中は、赤ちゃんの成長を助けるために子宮を大きくしたり、赤ちゃんに栄養を送るために大切な胎盤を完成させるために妊娠前とホルモンバランスが大きく変化します。
出産後は、赤ちゃんへの母乳で育てられるよう母乳分泌を刺激するホルモンが働くなど、女性の体は子供を育てるために、母体の状態によってしっかり反応しているのです。
よって、産後に体質が変わる原因の多くは妊娠による“ホルモンバランスの変化”が大きく影響しているといえるのです。
参考にしたデータ:「産後のホルモンバランスの変化と身体への影響」
2.産後に変わったと感じる体質の変化は?
産後、どのように体質の変化を感じる人が多いのでしょうか。実際に変化を感じたという声が多いものをピックアップしてみました。
(1)太りやすくなった
太りやすくなったという声は圧倒的に多く聞かれました。妊娠中は赤ちゃんを育てるため、体重は増加しますが、出産後に母乳を上げることで体重が戻ったという人もいる一方で、戻らないという悲鳴も聞かれます。
また、以前よりも太りやすくなったと感じることも多いそうです。1つに体型が出産によって変わったことで妊娠前の状態に戻らない場合、新陳代謝が悪くなり痩せにくい状態を生み出してしまっていることも考えられます。
湯船にゆっくり浸かることで疲れが取れたり、体の巡りが良くなりますから、体内の代謝を促すことにも繋がります。それをシャワーのみといったスタイルにガラっと変えてしまうと妊娠前とは大きく体質が変わるきっかけになってしっまうこともあるのです。
(2)肌トラブル
産後肌トラブルに悩む人も多いようです。その原因はいくつか考えられます。一つは、“女性ホルモンの変化”によるものです。女性ホルモンの一つである“エストロゲン”が産後現象し、このホルモンが減少するとシミや肌のたるみを促進してしまう可能性があるそうです。
二つ目は、前項でも少し触れましたが、代謝率が低下することで腸内の動きが悪くなり便秘を引き起こした場合、肌にもその影響が出る場合があります。腸内環境と肌は密接な関係があると考えられており、腸内環境が悪くなるとニキビや吹き出物を引き起こす危険があります。
三つ目は、疲労や睡眠不足によるものです。産後、赤ちゃんの夜泣き等で睡眠時間が減ったというママは多いかと思います。出産するということはとてもエネルギーを必要とし、体力は消耗しています。
しかし、産後ゆっくり休む暇もなく育児がスタートしますから体の疲労感が取れず、かつ十分な睡眠時間が確保できない状態が続くと肌トラブルを起こす可能性があります。
(3)骨盤周りの歪みによる体と体質の変化
出産によって骨盤周りが開きます。赤ちゃんを産むために開いた骨盤は、出産直後から妊娠中・妊娠前の状態へ戻ろうとする力が働きます。
しかし、戻ろうとする過程は骨盤周りがとても不安定な状態と言われており、この期間に無理に動きすぎたり、左右の歪みになるような姿勢でいる等負担がかかるとのちの骨盤の歪みに影響する可能性があります。
そして、産後、骨盤周りが妊娠前と違う状態になっていた場合、骨盤周りの歪みによって以前より生理痛が酷くなったという場合や、半身が太りやすくなった等の変化を感じることがあるようです。
3.健康なママになる!オススメ体質改善方法とは?
産後の体質を改善するために有効な方法は大きく分けて2つです。一つは食生活による体質改善、もう一つは運動による体質改善です。詳しくみていきましょう。
(1)食生活の改善
体の体質を改善するための一つの方法として、食事があげられます。「人は食べたもので出来ている」という言葉がありますが、人は半年前に食べたものによって今の体が出来ているというのです。
そのため、体質が産後変わったなと感じたら焦らずに毎日口にする食べ物を工夫し、半年かけて改善するようなイメージで焦らずにコツコツとやってみましょう。
体質改善はもちろんのこと、産後は質の良い母乳で赤ちゃんを育てられるよう栄養バランスを考えた食事を心がけることが大前提です。特にタンパク質、ビタミン、ミネラルを意識した食生活がオススメです。
参照元:「あなたは半年前に食べたもので出来ている」 (2017年8月時点)
参照元:「産後の食事について」キッコーマン株式会社 (2017年8月時点)
(2)適度な運動を心がける
前項でご紹介した、骨盤周りの歪みによる体への影響を感じている場合には、やはり体全体を調整する必要があります。骨盤周りの歪みを解消する運動はもちろんのこと、代謝を上げることも大事になってきます。
4.産後にオススメの料理方法&運動法教えます!
では、実際にオススメする料理方法と運動法をご紹介したいと思います。子育て中のママが簡単にそして楽しくできるものを紹介したいと思います。是非参考にしてみてくださいね。
(1)育児中でも簡単に出来る食事管理法とは?
慣れない育児をこなす毎日の中で、料理に時間をかける余裕がなく手軽なもので済ましてしまいがちかと思います。例えば、パンや麺、おにぎりなど手軽な炭水化物を中心としたものを食べたり、お菓子等の間食で済ませてしまうなんて声も多いのです。これが、産後の体質を変えてしまう大きな原因と言っても過言ではありません。
そうすれば、それを組み合わせながら毎日の栄養バランスを調整することも可能です。また、食材をうまく組み合わせるのが苦手という方には、便利なおかずキットの取り寄せも大変便利です。
①簡単に食事が作れるキット「ミールキット(オイシックス)」
https://www.oisix.com/shop.kounyuu–oic_intro_shinki_kit__html.htm
②常備菜作りにオススメな本「すぐに作れて毎日使える!10分常備菜100」
http://7net.omni7.jp/detail/1106473147
(2)育児中でも簡単にできる運動法とは?
お家で運動をすることが一番負担が少ないと思われる方も多いかと思いますが、週に1回でも子供と一緒に散歩がてら運動をしにいくのはどうでしょうか?
何故あえて外出してからの運動をオススメするかというと、“楽しんで体質改善をしてもらいたいから”です。大切な我が子がいることはとても幸せを感じるかと思いますが、慣れない子育てには時に苦しさを感じることもあると思います。
普段と少し環境を変えてみることで息抜きになったり、外に出ることで子供との時間を違った形で楽しむことができるのです。
昔に比べ、子育てママを応援するイベントや子連れレッスンは増えてきていますから是非近所で出来るものを探してみてはいかがでしょうか?
<子連れ可能なレッスン例>
・「キッズウッズ」
子連れで行けるエクササイズが豊富です。ヨガ、ピラティス等運動が苦手な人でも簡単に始められるものばかり。
抱っこひもで出来るベリーダンス
ダンス系で楽しく動きたいというアクティブな人にオススメです。一番のポイントは抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしながら出来るという点。抱っこしながら動ける点では、赤ちゃんとのコミュニケーションの一環としてもオススメです。アクティブなベリーダンスですが、心地良い振動にエクササイズ中に気持ち良くて眠ってしまう赤ちゃんもいるようですよ。
5.ママにも癒しは必要!
育児をしていると、自分のことは後回しにして子供を優先する日々になることと思います。しかし、本当に大事なのは「大切な子供のためにもママのケアも同じくらい重要である」ということです。
ママが病気になったら、動けなくなったら、悲しむのは子供やその家族です。頑張るママによく聞かれる声として「今は子供のことで精一杯」「自分のご褒美なんて贅沢すぎる」という声。
子供がママに癒されるのと同じく、ママだって癒されて良いのです。ママが笑顔でいることが子供や家族にとっても幸せになるということを覚えておきましょう。
今回は「産後の体質」についてがテーマではありますが、体質が思わしくないと思ったらなら家族のためにも改善することが大事という原点を忘れず、ゆっくり体質改善をしていきましょう。
6.まとめ
いかがでしたか?まずは育児に“負担のない範囲での改善方法”を試してみることから始めてみることが大切です。無理なく自分を癒せる食事や運動は何かということを見つめなおし、ライフスタイルに合った方法を上手に取りいれてみましょう。