【0歳から3歳】年齢別!お昼寝の時間や理想の生活リズム

子どものお昼寝は、成長とともに回数や時間帯が変化し、
3歳から4歳近くになるとお昼寝をしなくなる子どもが増えてきます。

「お昼寝の時間はどれくらいが理想的なの?」

「上手に寝かしつける方法があれば知りたい!」

「早寝早起きの生活リズムにするためのコツがあるのだろうか?」

「いつまでも終わらない夜泣きがつらい!」

年齢や子どもの成長度合によって子育ての悩みはさまざまかと思います。

今回は、0歳から3歳の子どもに必要な昼寝の時間帯、夜の睡眠時間、寝かしつけの方法、理想の生活リズム

などについて触れたいと思います。

とはいえ、あまり生活リズムにこだわりすぎて、時間帯にしばられることなく、ゆったりとした気持ちで子どもさんと向き合ってくださいね。

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1.【0歳児】の頃のお昼寝や睡眠とは

0歳代の赤ちゃんはとくに成長が目まぐるしく、月齢によってがらりと変わります。

生まれてすぐの赤ちゃんは体内時計が出来上がっておらず、朝昼夜関係なしに泣きます。

1歳近くなってくるとだんだん生活リズムが整ってくるようになりますので、ゆっくりと見守りながらいきましょう。

2.【0歳児】月齢別 お昼寝の時間 睡眠時間&ワンポイント

2.1.新生児から生後2か月頃までの頃のお昼寝や睡眠とは

睡眠時間 16~18時間程度
お昼寝の時間帯 時間帯は決まっていません。

・ワンポイント

3~4時間おきに泣いて起きるときもあれば、1時間もせずに泣いて起きることもあります。

そして、すぐに泣き止むこともあれば、何をしても泣き止まないこともあります。

そのたびに、授乳やおむつ交換をしてあげてください。機嫌の良い時間帯に沐浴や日光浴なども取り入れてあげてください。

体内時計ができていませんので、無理に日中に起こさずに、赤ちゃんが寝たい時に寝かせてあげてください。あなたは寝られるときに隣で寝てください。

2.2.生後3か月から生後4か月までの頃のお昼寝や睡眠とは

睡眠時間 13~14時間程度
お昼寝の時間帯 朝、昼、夜に1回ずつ。朝9~11時に1時間程度、昼に2時間程度、夕方16~17時に1時間未満ですが、個人差があります。合わせて4時間程度寝られるのが理想的です。


・ワンポイント

生後3か月頃から睡眠時間の長さが短くなり、日中起きている時間帯が増え、生後4か月頃から体内時計ができあがります。

ですので、赤ちゃんに1日の流れを分かってもらえるよう、朝は日光浴を取り入れて目を覚ますようにし、夜は早めに赤ちゃんが寝ている部屋の電気は暗くし、寝られる環境を整えてあげてください。

さらに、ベビーカーでお散歩をしたり、室内でも色々な遊びを取り入れたりしてください。

一度昼夜が逆転してしまうと、なかなか元に戻りません。日々の少しの心がけを大切にしてください。

・お昼寝の時間帯に気を付けて

夕方遅くまで寝てしまうと、夜なかなか寝てくれなくなります。16時頃から寝たときは、17時くらいを目安に起こしてあげてください。

ちょうど夕食の準備の時間帯になりますが、もう少し早めに準備をしてしまうなどをして乗り切ってください。夜なかなか寝てくれない方が大変です。


・寝かしつけの方法

寝かしつけの前に絵本を読んだり、ぬいぐるみを並べたりしてから消灯するといったスタイルにすると、それが成長してからも習慣になります。

そして、寝るときは部屋を暗くし、テレビや携帯電話などのブルーライトは避け、落ち着いた雰囲気を作ってあげてください。

寝かしつけるときに授乳してから寝ることが基本となっている場合、母乳をやめることを考える1歳半くらいになってくると大変かもしれません。

ですので、できれば添い寝など違うスタイルでの寝かしつけも取り入れてください。

2.3.生後5か月から8か月頃までの頃のお昼寝や睡眠とは

睡眠時間 13~14時間前後
お昼寝の時間帯 午前に1時間、午後に2時間前後

・ワンポイント

生後5~6か月頃からは日中に起きて夜に眠る体内時計がきちんと機能するようになります。

日中はお天気に合わせてお散歩をしたり、室内で遊びを取り入れたりして、機嫌の良い時間帯に離乳食も始めていきましょう。

生後7か月頃からはお昼寝の時間帯が午前と午後の1回ずつにしっかり定まり、時間帯もだいたい決まってきます。

そのため、外出などの予定が調節しやすくなります。

しかし、その反面夜泣きが始まる赤ちゃんもいます。夜泣きの原因ははっきりと分かっていませんが、知能の発達や日中に受けた新しい刺激などが原因ではないかとされています。

1歳前後にはほとんどの子が落ち着きますが、子どもの昼寝のときに一緒に寝て過ごすなどし、うまく手抜きしながら乗り切っていきましょう。

午後のお昼寝は15時前後を目安に起こすようにしてください。15時以降の睡眠は夜の睡眠に影響し、なかなか眠りにくくなります。

2.4.生後9か月から1歳頃までの頃のお昼寝や睡眠とは

睡眠時間 13時間前後
お昼寝の時間帯 午前と午後に1回、合わせて1~2時間前後

・ワンポイント

体つきがしっかりし、体内時計もきちんと機能するようになり、お昼寝の時間も短くなります。

夜泣きがある赤ちゃんもいますが、夕方15時以降のお昼寝は避け、夜は21時くらいまでにはぐっすりと眠れるように整えてあげてください。

とはいえ、個人差があり、夜早く寝ることで早朝4時くらいに起きてしまう…という赤ちゃんもいます。

そういった場合は、寝る時間を22時くらいにして、なるべくあなたの負担にならないようにしてください。

寝かしつけるとき、授乳しながらの寝かしつけをされている方は他の方法も模索してみてください。

1歳半頃を目安に卒乳した方が良いとされていますので、早めに打開策も考えておくと後々楽かと思います。

成長も目覚ましく、個人差はありますが、ハイハイやつかまり立ちが始まります。

転倒や転落、衝突といった事故を避けるため、ベビーゲートの設置をしたり、マットやガードの用意をしたりといった対策が必要です。

また、誤飲の原因となるものを手の届く範囲に置かないようにしたり、引き出しにストッパーを設置したりといった対策も必要です。

3.【1歳児】の頃のお昼寝や睡眠とは

1歳前後になると知能の発達も目まぐるしく、少しずつ言葉を理解するようになり、かんたんな言葉を話すようになります。

少しずつ日常生活の中でしつけも取り入れ、親子のやり取りも遊びだけではなく、言葉でのやり取りを積極的に取り入れていきましょう。

3.1. 【1歳児】お昼寝の時間 睡眠時間&ワンポイント

睡眠時間 11~13時間前後
お昼寝の時間帯 午前と午後に1回から、午後に1回になる時期。合わせて1~2時間前後

・ワンポイント

お昼寝は1日に1回になる子どもも増えてくる時期です。お昼寝の時間はだいたい決めておき、午後15時くらいには起きるようにして、生活リズムが整うようにサポートしてあげましょう。

早めにお昼寝できるように、朝は7時くらいを目安に起きて、午前中はお天気が良ければ外で体力を使って思い切り遊んだり、外出の予定は午前中を中心にしたりといった配慮も大切です。

また、1歳頃になると家族の真似をしながら色々なことを身に付けます。共働きの夫婦やご主人の帰宅が遅い家庭の場合はむずかしいかもしれませんが、大人も含めて早寝早起きができるように心がけてください。

寝かしつける際の絵本の読み聞かせや、親子でのゆったりとした時間も習慣にすると良いです。

言葉も少しずつ理解するようになりますので、物事の良い悪いといったしつけから、自分でできることを少しずつでも身につける習慣まで取り入れるようにしてください。

どうしても時間がかかるので、ついつい親御さんがしてしまいたくなりますが、焦らずに少しずつ始めることで、2歳の反抗期につながっていきます。

4.【2歳児】の頃のお昼寝や睡眠とは

「魔の2歳児」は本当に言葉通りで、言葉も自分で出来ることも増える反面、まだまだ出来ないことも多いので、子ども自身ももどかしく感じる時期です。

自分の思うようにいかなければ長時間にわたり癇癪をおこしたり、ご飯もお風呂も寝るのもイヤ!と言い出したり…あの手この手で親御さんを悩ませます。

本当に手がかかるので、家族に手伝ってもらったり、ときには保育所の一時預かりなども利用したりして乗り切りましょう。

睡眠時間 11~13時間前後
お昼寝の時間帯 午後に1回、1~2時間前後。

・ワンポイント

1歳のころに比べると子どもも体力がつき始めるので、長時間のお昼寝は必要なくなってきます。

午前中はしっかりと体力を使って遊び、午後は昼食を済ませてから1~2時間を目安にお昼寝をするようにしてください。

そして、15時以降のお昼寝は夜の就寝に影響してしまいますので、15時前後には起こすようにしてあげてください。

2歳も後半になってくると、だんだんお昼寝をしなくなる子どももでてきます。

夕方に疲れて泣くといったことがないようであれば、無理にお昼寝をさせずに、早めに入浴と夕食を済ませ、眠れるようにしてあげるのも良いかと思います。

朝は7~8時頃には起き、午前中はしっかり遊び、お昼寝をして、18時~19時頃には夕食やお風呂を済ますのが理想的です。

夜の寝かしつけに時間がかかってつらいという方は、朝6時くらいに起き、お昼寝を早めにするようにしてみてください。日中にどれだけ体力を消費するかもポイントです。

先ほども触れましたが、ほんの少しのことで癇癪を起してしまう子どももいるむずかしい時期です。

感情的になって怒ってしまうこともあると思いますが、会話がもっとしっかり成立する3歳頃になるともっと変わります。

できるだけゆったりとした気持ちで子どもと向き変えるよう、手抜きできるところは手抜きしてください。

5.【3歳児】の頃のお昼寝や睡眠とは

感情が発達し、自分の意思表示を今まで以上にきちんとできるようになる時期です。

引き続き「イヤイヤ期」が続く子どももいますが、個人差がありますので、今だけだと割り切って心配することはありません。

言葉も意味をなした文章になりますので、きちんとコミュニケーションが取れるようになります。

今まで以上にしつけを大切にし、できたことに対しては大げさなくらい褒めてあげてください。

同年代の友達とのやり取りも楽しくなる時期です。未就園児の子どもは市区町村の実施している年齢別の集まりや、支援センターなどにも積極的に参加してみてください。

睡眠時間 11~13時間前後
お昼寝の時間帯 午後に1回、1~2時間前後 ※お昼寝をしなくなる子どももいます

・ワンポイント

3歳頃になると、お昼寝をしなくなる子どもも増えてきます。

無理にお昼寝をさせずに、早めにお風呂やご飯を済ませてしまうことで、早寝早起きの生活リズムを作ってあげてください。

夜の寝かしつけに時間がかかる場合は、お昼寝の時間が長かったり、午後遅い時間に寝かせていたりすることが原因かもしれません。

思い切ってお昼寝をやめていくことが必要なこともあります。

朝7~8時くらいには起きて、夜は21時前後を目安に眠れるようにするのが理想的です。

また、3歳くらいになってくると一定のルールを理解できるようになってきます。社会的なルールをきちんと少しずつ教えてあげてください。

あまりに否定ばかりで通すと、自己肯定感の低い子どもになってしまうかもしれませんので、許せる部分に関してはゆるい部分も大切に、子どもの意志も尊重するようにしてあげてください。

成長に応じて、食事はお箸の練習を取り入れたり、文字を教えたりするのにも良い時期です。

最初は時間がかかりますが、ゆっくりと見守ってあげてください。

6.まとめ

0歳から3歳までの子どものお昼寝や時間、生活のリズムを中心にご紹介しましたが、いかがでしたか?

子どもには個人差があり、成長と共に悩みはつきものです。

今回ご紹介したような理想の生活リズムがなかなかできないこともありますが、「多少のことは何とかなる。子供が元気でいてくれればそれで良いや。」と大らかな気持ちで子どもと過ごす時間を大切にしてください。