私が調べた赤ちゃんに現れる乳児湿疹の原因からケア方法までのすべて【新米ママ向け】

1.はじめに

赤ちゃんとの生活も慣れてきた頃、次に起こるトラブルは乳児湿疹ではないでしょうか。
大なり小なり、大半の赤ちゃんが通る肌のトラブルだと思います。同じ新生児を持つママ友同士、会話は乳児湿疹の悩みばかりでした。

私の子どもも乳児湿疹には悩まされました。

特にお食い初めの時期が一番ひどく、写真がどれも痛々しい顔をしていました。赤ちゃんにとっても初めての試練だと思います。

乳児湿疹が強く出る赤ちゃんもいますし、軽い赤ちゃんもいます。しかし、親の心配はみな同じだと思っています。

私たち親子が体験した乳児湿疹とたくさん試したケアの方法が、今悩んでいるお母さんや赤ちゃんの参考になり、少しでも悩みが楽になってもらえたらいいなと願っています。

2.乳児湿疹について

2.1 乳児湿疹ってどんな症状?

多くの赤ちゃんが経験する乳児湿疹は、頭・顔・体と全身に出来る湿疹です。
赤ちゃんに起こる肌トラブル全体のことを乳児湿疹と呼ばれます。

赤ちゃんによって、乾燥性湿疹や、脂漏性湿疹など症状もたくさんあり、顔や体に、赤みのあるブツブツやニキビのような炎症をおこし化膿することもあります。

乾燥性の湿疹の場合、肌表面がガサガサしザラザラした状態になり、肌全体がゴワゴワした肌表面になります。乾燥した肌は、外気やホコリなどに弱く痒みを伴うことがあります。

新生児ニキビや乳児脂漏性湿疹では、おでこやほっぺたに思春期のニキビのように赤くプツプツと出来始めます。顔全体に広がることもあります。
痒みはあまりありませんが、ニキビのように炎症をおこし患部がジュクジュクし腫れる場合もあります。炎症が強く発熱することもあります。

顔や首に出来る水疱や水ぶくれは、汗腺が未発達な赤ちゃんに出来やすい症状ですが、トビヒの場合も考えられます。

水疱の量や期間が長く、増えていくようでしたら、病院で受診されることをオススメします。

2.2 部位別、乳児湿疹の現れる場所について

首周り


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まだぽっちゃりした赤ちゃんの首は、皮膚が重なっており、汗が溜まりやすいために首回りの湿疹が多くみられます。

頭皮


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乳児脂漏性湿疹に多くみられ、赤みやニオイがあることもあります。
また頭皮がうろこ状やかさぶたのようになるのが特徴です。

耳、鼻


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耳全体や耳の後ろなどに黄色いかさぶたができ、耳の中がジュクジュクすることもあります。同じように鼻の中や入口付近にも同じ症状がみられます。

目、まぶた


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目のまわりの皮膚は薄く、乾燥に弱いためにカサカサし赤く腫れることがあります。デリケートな肌のため、ケアも優しく行いましょう。

顔、まゆげ、おでこ、ほっぺ、口周り


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おでこやほっぺには、ニキビのような乳児脂漏性湿疹。


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まゆげにはかさぶたや口周りにはタダレがよく見られます。

足、太もも


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オムツが擦れる太ももの付け根や、汗をかきやすい膝の裏に多くみられます。
また足首や膝などよく動かす部位にも乾燥がみられる。

胸、腹

広範囲でザラザラやゴワゴワする乾燥した状態。もしくは全体に赤い斑点や赤みがあり皮膚が腫れあがる場合があります。

おしり、背中


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オムツの蒸れからくるオムツかぶれが多く見られます。またお腹周りや足の付け根などオムツが擦れる部分が赤く湿疹ができることもあります。

手足、腕


汗が溜まりやすい手首まわりや、腕全体に赤いブツブツとした湿疹ができ、あせもになりやすいです。

2.3 乳児湿疹の期間

第1乳児湿疹期間(生後2週間~生後2ヵ月まで)

主な原因
生まれて間もない赤ちゃんは、ホルモンのバランスが不安定であり、皮脂が多く分泌されます。まだ毛穴が小さく皮脂が詰まりやすく新生児ニキビになりやすいと言われています。

第2乳児湿疹期間(生後3ヵ月~生後10ヵ月まで)

主な原因
生後3ヵ月を過ぎる頃には、皮脂の分泌量が落ち着きます。まだ薄い赤ちゃんの肌は乾燥し始めます。外出機会も増え、外気にあたる時間も増えてきますが、まだまだデリケートな肌ですのですぐにトラブルになります。

特にヨダレが出始める時期や、離乳食を始める時期になると口元が汚れるたびに拭くことが原因の1つにあります。
夏から秋生まれの赤ちゃんは、すぐに冬を迎えるので注意したいものです。

第3乳児湿疹期間(生後11ヵ月~1歳すぎまで)

主な原因
1歳前後になると新生児の時に比べ、比較的肌も丈夫になってきます。
しかし、この年月頃からは、掻きむしることが多くなり治りにくくなります。
またいろんな食事にチャレンジし始める時期でもありますので、食物アレルギーが関係している場合もあります。根気強くケアする必要があります。

2.4 乳児湿疹の原因

乳児湿疹の原因として考えられる中で、お母さんの母乳も関係してきます。

母乳はお母さんの食事の影響が大きく、食事の改善で乳児湿疹が改善する場合もあります。

乳児湿疹の原因になりやすい食べ物

ケーキ、チョコレート、スナック菓子 糖分や脂肪分が多い。
牛乳 チーズ、卵白 タンパク質が多く含まれる。
そば そばアレルギーを持っている可能性がある。
ラーメン、パスタ、牛肉 油分が多い。
ノンアルコールビール アルコール成分あり。

上記に挙げた食べ物を大量に摂取することにより、母乳がドロドロし脂っぽくなるため、赤ちゃんが消化出来ずに湿疹として現れることはあります。ノンアルコールは微量ですがアルコールが含まれています。念の為に2~3時間空け、搾乳後に授乳しましょう。

洋食より和食を心がけて食事を取ることで、乳児湿疹への影響も避けられることが考えられます。

すべてに制限をかけてしまうとお母さんのストレスにもなります。出来る事から改善していきましょう。

環境からくる湿疹


乳児湿疹の原因には、室内外の環境やペット、ストレスも関係してきます。
夏のエアコンや冬の暖房は、肌を乾燥させ湿疹の悪化にもつながります。
またペットの毛で湿疹がでる場合もあります。

肌の弱い赤ちゃんにとっては、外気や日光ですらトラブルのもとになります。
特に乳児湿疹の時期は、外出時には直射日光をさけ保湿をして外気からのトラブルを防ぐようにしたいです。

乳児湿疹を発症する原因はいくつかあります。

日本には四季があるように、その季節によって原因やケアの仕方は変わってきます。
1度良くなったと安心した乳児湿疹でも、気温差や環境の変化で再発する可能性があります。
お子さんの症状を良く観察することが大切です。
 

2.5症状が似ていて間違えやすい病気

乳児湿疹だと思ってケアしていたけれど、実は違う病気だったってことがあります。
乳児湿疹の症状と似ていて間違われやすい病気を紹介したいと思います。

アトピーやアレルギー

湿疹とアトピーの見分けは大変難しく、まして赤ちゃんの場合は一概に決めつけることは難しいようです。
アトピー性皮膚炎は生後6ヵ月以降に診断がされることが多く、乳児湿疹が少し落ち着く時期でもあります。
また繰り返しおこる痒みの場合に、アトピーや食事や環境によるアレルギーと診断されることが多いようです。

あせも

大量に汗をかいた時に、汗が皮膚の中に溜まってしまうことでおきます。
あせもの悪化により水疱や水ぶくれをおこすことがあり、炎症すると赤く痒みがあります。


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挫創(ざそう)やニキビ

皮膚の慢性の炎症疾患で皮脂が多く分泌される部位によく現れます。
顔や胸、背中によくみられ、特に顔に出来るものをニキビと呼ぶことが多い。
症状として赤みはなくブツブツしており、炎症を起こすと赤くなり膿がたまることもあります。

予防接種による反応

予防接種を受けた数日から1週間後に湿疹が出来る場合があります。
予防接種による副反応で、発熱や湿疹と伴うケースもあります。普段より体調が優れない時には必ず受診をお勧めします。

蕁麻疹

蕁麻疹は体に赤く腫れあがる場合や、唇や口の中にも現れる発疹です。
強い痒みを伴い、場合によってアナフィラキシーショックを起こす場合があります。すぐに症状がひけば良いですが、注意が必要です。


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中毒疹

現在では原因不明の全身に発疹ができる症状。全身、左右対称に紅斑が表れ、強い痒みを伴います。


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突発性発疹

突発性発疹は、高熱(38~40度ぐらい)が3~4日続きます。熱が下がるころに発疹が現れます。
風邪の症状もなく比較的元気に過ごしていることが特徴です。生後6~12ヵ月に多く見られ、2回かかる場合もあります。
お腹や背中に赤い発疹が多くみられますが、2~3日程度で症状は治まります。

ダニ

赤ちゃんのアレルギー反応を起こすダニやチリダニは、肌からの侵入もありますが、口や鼻から吸い込むことでアレルギーをおこすことがあります。
日ごろから掃除機をしていてもなかなか取り除くことは難しいのですが、毎日こまめに掃除することで対策を取ることができます。

2.6病院に連れて行くタイミング

乳児湿疹が出来始め、病院に連れて行く時に迷うことがあります。
赤ちゃんだから小児科?肌のことだから皮膚科?と迷います。

赤ちゃんのことに関してプロである小児科、皮膚のプロである皮膚科、どちらに受診してもいいと思います。

大切なのはしっかりと症状を伝え、しっかりと診断してもらう事だと思います。

乳児湿疹はよくある症状なこともあり、簡単に診察が終わってしまうことがあります。

でも親にとったらあっさり過ぎて不安になることもしばしばあります。
小児科でも皮膚科でも、納得のいく病院を見つける方がよいと思います。

心配で聞きたい事がたくさんあるのに、話が出来ないと余計に心配になります。
しっかり話を聞いてもらえる先生だと安心して治療できます。

病院へ連れていくタイミングも様々ですが、小さな湿疹程度なら自宅のケアで十分完治すると思いますが、炎症があり、痒みが強い場合は早めに受診した方が治も早いように思います。悪化してからでは赤ちゃんにも負担になります。

3. 乳児湿疹のケアのオススメのクリームやケアを紹介

3.1 市販のクリームでのケア

市販の赤ちゃんのスキンケア商品はたくさんあり、正直どれが我が子に合うか迷うところです。
ここではそんなお母さんにオススメの商品を紹介したいと思います。

ママ&キッズ(ナチュラルサイエンス)


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皮膚科専門医の協力のもと開発された低刺激スキンケアクリームです。
妊婦期間中に妊娠線や肉割れ予防で検索された方は、一度はママ&キッズの商品を見たことがあるのではないでしょうか。

デリケートな赤ちゃんの肌を研究し、生まれたその日から使えるように胎内の環境をお手本にした成分で作られています。

ママ&キッズには、スキンケア商品のほかにもシャンプーやボディーソープなど入浴時の商品が揃います。
出産祝いで一式頂いたので、こちらの商品はよく利用させて頂きました。
私としてはオススメできる商品です。

馬油(ソンバーユ)


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馬油は、その名のとおり馬の油(脂肪)です。
中国では5~6世紀ごろから。日本でも奈良時代から使用されてきたスキンケア商品です。火傷やケガによく使われていたようです。

長く愛されてきた馬油ですから、年配の方に勧められることも多いと思います。
多少独特のにおいはありますが、肌に負担をかけにくい使いやすい商品だと思います。
赤ちゃん用の馬油、ピュアバーム(カネソン)やベービーバーユマドンナ(天然ミツロウ入り)などがあり、乾燥肌に強い商品です。

どの商品でもあり得ることですが、

馬油は動物性の油になりますの、赤ちゃんによって合わない場合があります。

様子を見ながら徐々に使って行くことをオススメします。

アトピタ(丹平製薬株式会社)


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アトピタは赤ちゃんのお肌の水分・油分不足に着目し、保湿を重点的に考えられた商品です。
アトピタもボディーソープやローションタイプの乳液やクリームが販売されており、ライン使い出来ます。

乳児湿疹の時期に使用しているママ友おり、口コミも良かったので私も実際に使用しました。

ローションとクリームを試しましたが、劇的に肌の回復があったわけではありませんでしたが、悪化することなくお肌には優しい商品だと思います。

パックスベビー・カレンドラ・アロベビー

パックスベビーやカレンドラの商品も全身スキンケアのラインが揃っています。
パックスの商品は、化学物質を使用しない石鹸で乳化した保湿クリームで、皮脂の組成に近づけるためにマカデミアナッツ油を使用しています。
合成界面活性剤や合成酸化防腐剤不使用、無香料無着色の商品です。


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商品的にはあまりべたつきにくく、普段の保湿クリームとしては安心して使える商品だと思います。

乾燥がひどい時は少し物足りないように思いました。

カレンドラは、カレンドラというキク科の植物から抽出された商品です。
ヨーロッパでは敏感肌のケアに長年使われてきました。

保湿的には問題なく、お肌にも優しい有機栽培農法で栽培されたものを使用していますが、外国の商品特有といいますか、少し匂いがきつく感じます。
お母さんのリラックスには最適ですが、ここは意見が分かれそうに思います。

アロベビーのミルクローションは、天然由来成分99%以上のオーガニックローションになります。
開発から製造まですべて日本で作られている純国産商品になります。

乾燥の激しい我が子には少し物足りなさを感じましたが、ママ友さんにお譲りしたらとても肌の調子が良くなったそうで、リピ買いされていました。

ベービーローション・オイル(ジョンソンエンドジョンソン)

子どもの頃から我が家にあったと思われる、長年愛されてきたベビーローションです。

ローションタイプや乳液、オイルとタイプによって使い分け出来る低刺激な商品です。
オイルは入浴時のかさぶたケアやお臍や耳のケアなど万能に使えます。

3.2 ステロイドによるケア

現在ステロイドは5段階あり、症状やかゆみによって段階の違うステロイド剤が処方されます。

乳児湿疹の治療で使われるステロイドは、普通段階のリンデロンV・やや弱いロコイド・弱いキンダベートが多いと思います。
そのまま使われる場合もありますが、保湿も兼ねてプロペトやヒルドイドと混ぜ合わせて処方されます。

ステロイドを使用する場合にいくつかの注意点があります。
ステロイドは、強くなるほど長期使用による副作用がみられます。
しかし、使い方次第でとても効果のあるお薬です。

使用のコツは、入浴の後や清潔にした肌に薄く伸ばして湿布することです。

1日数回、決められた使用方法で塗ってあげましょう。

また、ステロイドを使う際、副作用を心配して勝手に使用を中止してしまい、再発してしまうケースが多くあります。
見た目には完治した肌も、皮膚の内部は完治しておらず、ステロイドを止めたとたんに再発します。

焦らず治療することが、早く治す方法でもあります。
ステロイドと保湿で早期完治を目指しましょう。

3.3 一般的な薬について

皮膚科を受診すると、ステロイドの他に非ステロイドが処方されることがあります。
保湿やかゆみを抑える成分が含まれており、スタデルム軟膏やアズノール軟膏、ヒルドイドなどがあります。

ヒルドイド軟膏(ヘパリン類似物質)やジェネリック医薬品のビーソフテンローションが処方されますが、血液の流れを良くし、血行を促進することで乾燥を改善できるお薬です。ステロイドで症状を抑えた後に使用することで、再発を防ぎます。

4.乳児湿疹がある時にすぐにできる家庭のケア

4.1 お風呂の入り方

乳児湿疹の期間のお風呂の入り方は、しっかり石鹸で洗い、しっかり保湿するという意見。
ガーゼで優しく拭いてあげるだけで良いという意見に分かれるのが現状です。

どちらの意見もメリット・デメリットがあり、どちらも間違いではないと思いますが、私はしっかり洗う派でした。
泡で出てくる石鹸ボディーソープで洗って、入浴させることで肌の改善はみられました。

入浴の際に気を付けていた事は、お湯の温度と入浴時間でした。
熱すぎるお湯や、入浴時間が長いと乾燥を招きます。

夏場は38~39度、冬場は40度ぐらいに設定していました。

慌ただしい入浴中ですが、しっかりボディーソープで洗います。
顔を洗うのが1番難しいですが、泡で優しく洗ってあげ、しっかりすすぎます。
体も、汗をかきやすい首まわりや脇、足の付け根や膝の裏はしっかり洗います。
最後に湯船に浸かり、すすぎ落としがないように優しく摩ります。

初めはもたもたして大変でしたが、入浴時間も10~15分と決め、ササっと終わらし、入浴後5分以内に保湿をたっぷり塗る。
結構慌ただしく、重労働ではありますが、慣れれば出来るようになりました。

4.2 保湿の重要性

赤ちゃんの保湿は、その後の肌質に影響があるとされています。
特に新生児から1歳までのスキンケアでアトピーの予防に大きく関わりがあるとされ、健診の時にも肌のチェックをされ、指導されます。

特に肌のバリアが未完成な赤ちゃんにとって、保湿をすることで外気から肌を守り、トラブルを防ぎます。

そして、スキンケア=スキンシップの時間でもあります。
赤ちゃんは肌に触れることで、お母さんやお父さんの体温を感じ、赤ちゃんはリラックス出来ます。
お母さんやお父さんは、赤ちゃんの変化にも気付いてあげられる大切な時間にもなります。

1日数回のスキンケアです。動き回るようになれば大変な作業ですが、スキンシップだと思えば少しは楽になるのではないでしょうか。

4.3 ミルクやおしりふきを変えてみる

乳児湿疹の原因として、ミルクやおしりふきの成分などが考えられます。
基本は母乳で育てているが、寝る前だけはミルクを与えると湿疹が出るなどの場合、ミルクに含まれるタンパク質が原因の可能性があります。
アレルギー用の粉ミルクに変えることで改善されることもあります。

また、おしりふきの成分で肌荒れすることはあります。
お尻だけでなく、口元や手を拭く事が多いのですが、おしりふきに使用されているパラベンやPGなどに反応する可能性もあります。

同じように見えるおしりふきも、結構成分が違うものです。
私も産後に手荒れに悩まされたのですが、原因は床掃除で使っていたおしりふきでした。
他のメーカーに変えた途端に手荒れがましになっていきました。

5.皮膚科で処方されるプロペト(白色ワセリン)の上手な使い方

乳児湿疹で受診した際に、保湿剤で一番に処方されるのはプロペトになると思います。
プロペトとは白色ワセリンのことです。ワセリンにも種類があり、精製された純度によって名前や金額が変わってきます。

  • サンホワイト(1番不純物が取り除かれた純度が高いワセリン)
  • プロペト(病院で処方されるワセリン)
  • 白色ワセリン(薬局などで手に入るワセリン)
  • ヴァセリン(市販で販売されている少し黄色のワセリン)

サンホワイトはワセリンの中で最も精製されたワセリンになり、不純物が少ない分敏感な顔や荒れたお肌にも使えます。
他のワセリンではトラブルが起きた方でも使いやすいワセリンです。

病院で処方されるワセリンといえば、プロペトになるでしょう。
こちらもしっかりと精製されたワセリンになりますので、顔・体に使えステロイド薬と混ぜて使われることが多くあります。

特に肌のトラブルがなく、保湿を目的として使うならば市販の白色ワセリンやヴァセリンで十分だと思います。
だた、顔の保湿として使うならば、プロペト以上のワセリンの方が安心して使えると思います。


ワセリンは石油から作られており、それ自体には治療効果はありません。
しかし、肌を保湿することに関してはどのクリームより優れていると思います。
特に入浴後に使用する事で、肌の水分の蒸発を防ぐ効果があります。

しかし、ワセリンも使い方を間違うとかえって痒みが増すときがあります。

入浴し体が温まった状態でべったりとワセリンを塗ってしまうと、体内の熱が逃げず痒くなります。

季節によって使用量を調節し、出来るだけ薄く伸ばして使いましょう。
手のひらで温めて使うと柔らかく伸びやすくなります。1日数回こまめに塗ってあげることで保湿効果が出来ます。

6.ステロイド剤は怖くない

乳児湿疹の治療でステロイド剤を処方されることがあります。
普段使い慣れていないお母さんにとって、副作用のことが気になり、ステロイドの使用は怖い・使いたくないというお母さんがいらっしゃいます。

確かにステロイドには副作用があります。強いステロイドであれば、皮膚が薄くなったり、長期の使用で黒ずむ場合もあります。
しかし、乳児湿疹で使用されるステロイドは弱く、適所で使えば効果的だと思います。

私も子どもの乳児湿疹に出来るだけステロイドを使わず治療したかったのですが、皮膚科の先生に言われたことがあります。

「こんなに顔が腫れてるのに、自分だったらどうですか?辛くないですか?
赤ちゃんだって辛いですよ。自分に置き換えて考えてみて。」

確かに顔や体に湿疹が出来ていると辛いものです。

言葉には出来なくでも、痒みがあったり痛かったかもしれません。
そう考えると自分の考えだけで治療しなかったことが間違いのように思いました。

その皮膚科でキンダベートというごく弱いステロイドをワセリンと混ぜ合わせたお薬を処方してもらい、その日から使い始めました。
するとビックリするほど赤みや腫れがひき、モチモチとしたお肌に生まれ変わりました。

それからは、少し湿疹がでると1~2日薬を塗り、調子が良くなれば保湿クリームでケアするようになりました。
今ではまったくお薬を使わなくなり、保湿のみとなりました。

使い方さえ間違わなければ、ステロイドは怖いお薬ではありません。
市販のクリームで症状が改善される場合は、ステロイドを使う必要はありませんが、色々試してダメならステロイドに頼るのもいいと思います。

7.おわりに

乳児湿疹だと思っていたらアトピーだったというケースもありますが、ほとんどの場合自然に完治します。
乳児湿疹の期間、私も色んな事を調べました。半分病的でした。だから今悩んでいるお母さんの気持ちはよく分かります。

まだまだ小さくて壊れそうな赤ちゃん。
赤ちゃんのお肌って卵肌とか言われ、プニュプニュのはずだと思いこんでいました。でも実際はとってもダメージに弱いお肌なのです。

みんな体験するトラブルだとわかっていても、目の前の我が子を見ると心が痛くなります。たくさん写真を撮るはずなのに、躊躇してしまいます。

しかし、心配で仕方なかった我が子の肌も今では綺麗になりました。
毎日保湿を欠かさず、色んな見直しをしてきました。
乳児湿疹の症状も期間もそれぞれ違いますが、今のちょっとした努力で後には綺麗なお肌に出会えるはずです。悩みながらでも日々のケアを心がけましょう。