目次
1.はじめに
世間では、“魔の2歳児”と言われているイヤイヤ期。
たくさんイヤイヤっ子になる子どももいれば、少しだけイヤイヤっ子になる子どもも様々ですが、大なり小なりイヤイヤ期はやってきます。
今までは親が先行して何事も進んできた毎日の行動が、一気に覆されるほど威力のあるイヤイヤ期ですが、子どもにとっては成長する大切な時期でもあります。
毎日のイヤイヤで怒ってはいけないと思いつつも、どうしてもイライラしてしまいます。そんな毎日のイライラをどうやって乗り越えていくか、私なりの対処方法を考えて乗り越えてきました。
私自身もイヤイヤ期の始まる頃は、どうやって乗り越えていこうか、子育てにむいてないのかと悩んだ時期がありました。そんな私でしたが、少し考え方を変える事で心が楽になり、子どものイヤイヤ期を受け入れることが出来ました。
確かに大変な時期であるイヤイヤ期ですが、乗り越えられる日がきます。
少しでも楽しく毎日を送る為に、この記事が参考になって欲しいと思います。
2.イヤイヤ期っていつから?
2.1 イヤイヤ期がはじまった?
イヤイヤ期の始まりは子どもにとって違いはありますが、だいたい1歳半ぐらいから始まる子どもが多いと言われています。私の子どもも1歳半頃だったと思います。
でも実は生後6ヵ月頃からイヤイヤは始まっているって知っていましたか?
オムツが気持ち悪い、寝るのがイヤで泣く、これもイヤイヤ期の1つだそうです。ただ言葉が話せない赤ちゃんにとって、「イヤイヤ=泣く」で訴えかけているのです。
この頃の赤ちゃんは泣くものだと思っていますし、イヤイヤ期と構えることなくスムーズに対処出来ていました。恐らくどのお母さんも当たり前のように感じ、イヤイヤ期と思うことなくお世話していると思います。
私が子どものイヤイヤ期かな?と思ったきっかけは、オムツ交換を泣いて嫌がるようになり、何か気を紛らわすものを持たせていないとオムツ交換が出来なくなりました。始めの頃は体調が悪いのかな?と心配したほどです。
しばらくすると少しずつ日中の遊びのなかでイヤイヤが見え始め、これがイヤイヤ期だ!と思うようになりました。この頃は、あれはイヤ、これもイヤと何でもイヤ。正直これは参ったなと思い、どうすればいいものかと悩みました。
今考えると可愛いイヤイヤでしたが、その時は心のゆとりもなく、ただただイヤイヤに向き合うしか出来ませんでした。
2.2 イヤイヤ期はいつまで続くの?
まれに6歳ぐらいまで続いた、全然イヤイヤ期がなかったという話も聞きますが、平均的にはこれぐらいでおさまってきます。
しっかりコミュニケーションが取れるようになると、別の意味で自分の意志が芽生えるのでなだめるのが大変になりますが、イヤイヤ期ほどでもないと思います。
イヤイヤ期は1~2年前後続きますが、ピークは半年ほどです。この状態いつまで続くの?と大変な気持ちはよくわかりますが、大丈夫!あっという間に終わっていきます。今が我慢時です。
3.イヤイヤ期ってどんなことがおこるの?
3.1 ご飯を食べてくれない
イヤイヤ期で一番困ってしまうのは、ご飯を食べてくれないことです。
離乳食も完了期や乳児食が始まる時期でもあります。3回の食事の度に、大変なお世話が待っています。
食べてくれないという事は、栄養不足になっていないだろうか?ちゃんと成長出来ているのだろうかと心配もついてきます。恐らくそれが一番心配なことではないでしょうか。
次に、せっかく作ったのに食べてくれない虚しさです。食べやすいように、少しの量でも栄養が取れるようにと日々考えながら作っている食事を見向きもしない子どもにイラっとしたことが何回もあります。
今日おいしそうに食べたメニューも次に食べてくれるとは限りません。今までは好きなメニューや食べさせたいメニューは作り置きをしていましたが、この頃からあまり作り置きをしなくなりました。
その代わりに私が気にしてやっていた事は、1度ダメだったメニューでも再度チャレンジするということです。好きなメニューでも食べる日と食べない日があるのならば、今日食べなかったメニューも明日には食べることがあるからです。
食べてくれなくて残念な気持ちもありますが、考えて作ったメニューだからこそ、絶対食べて欲しいという気持ちも強くなります。めげずに何度でもチャレンジしてみてください。
3.2 オムツ交換をさせてくれない
1日に何回もお世話するオムツ交換。新生児の頃に比べて回数は減ったものの、まだまだオムツ交換が必要な子どもです。オムツ交換のたびに逃げ回る、泣く、オムツを投げるなど、結構な重労働です。
オムツ交換を嫌がる理由として、ただ理由もなくオムツ交換を嫌がる時、遊んで欲しくて逃げ回っている時の2パターンがあると思います。
私は理由がなくただイヤと言いたいだけの時は、強引にでもオムツ交換してしまいます。実際に捕まえてオムツ交換を始めると、イヤだと泣いていたのが嘘のようにケロッとしています。問題は遊んで欲しく逃げる時です。
遊んで欲しくて逃げ回る時の私の対処法は、言い聞かせようとしないことです。
それからは、無理に履かせない、自分の意志で履こうとするまで少し待ってみる。そう思うようにしました。それだけでもだいぶ楽になりました。
3.3 急に大声をあげる
イヤイヤ期で結構やっかいな奇声や大声。どこでスイッチが入るのかわからず、困ってしまいます。特に外出中や、病院などではヒヤヒヤします。
しかし、俗にいう「キー!」と叫ぶ声には理由があるはずです。例えば上手に伝えたい事が伝わらない時、眠たいのに寝むれない時など、伝えたい感情はあるのに、上手に表現できない・行動出来ないことから「キー!」という表現になってしまうと考えられます。
やみくもに叫んでいると訳ではないと理解できると、対処のしようがあります。
まずは、あまり制限をかけずに出来る事はやらせてあげること。そして、叫んだり大声を出した時に怒らず理由を聞いてあげることが大切だと思います。
「静かにしなさい」と言われても、子どもはなぜ静かにしないといけないのか理解が出来ません。叫びたくなった理由を推測でもいいので聞いてあげる。そして言葉に出してこうしたかったのかな?これがイヤだったのかな?と聞いてあげることで落ち着くことがあります。
3.4 とにかく泣く
イヤイヤ期はとにかく泣きます。事あるごとに泣きます。抱っこして欲しい、ご飯食べたくない、お昼寝したくない、オムツもイヤと1日中、気に入らないことがあるとすぐに泣き始めます。イヤイヤ期とわかっていても、ひたすら泣き続けられると正直疲れますし、ストレスも溜まります。
この泣くという行動にどうやって向き合うか、私なりに色々と試してみました。
1つ目は、大声を出す時と同じように理由を聞いて同情してあげることです。なぜ泣いているのか?何がイヤだったのかを聞いてみます。
例えばオムツ交換の時に、オムツを私が取ったことが気に入らなかったようで泣いていました。自分で椅子を用意して取りたいのに、先に取られたから泣いていたのです。こういう時は仕方ありません。もう一度オムツを戻して、「オムツ取って欲しいなー」とお願いします。そうすると嬉しそうに取りに行ってくれます。
2つ目は、ある程度聞いてあげますが、理由によっては泣いたままにしておきます。ダメなものはダメだと理解させるためです。ご飯は食べたくないのにお菓子は食べたいと泣くようなときです。
はじめは、ご飯を食べないとお菓子も食べられませんと教えます。それでも泣くときはしばし放置します。泣けばもらえると覚えて欲しくないからです。
ある程度泣けば、泣いてももらえないと理解するのかご飯を食べ始めます。その時はいっぱい褒めてあげます。
4.イヤイヤ期には理由と成長がある
4.1 「イヤ」の一言には理由と意味がある
イヤイヤ期にはたくさんの「イヤ」と出会います。そして、そのイヤの数だけの理由があり意味もあるということです。
たくさんの事を伝えたい、こうしたいああしたいと思う気持ちが上手につたえられないことで、イヤという言葉に置き換えられているだけで、たくさんの気持ちが込められた一言だと思っています。
何でもかんでもイヤと言われると、本当に疲れます。何を求めているのかわからない事もたくさんあります。でも少しでも理由を理解してあげられたら、子どももお母さんも少し楽になれますよね。
まずは、イヤの一言に意味があることを理解し聞いてあげること。受け入れてあげることで少しずつですがイヤイヤがなくなってくるように思います。
4.2 イヤイヤを言えるようになったのは成長の証
イヤイヤ期を乗り越える時に私が一番感じたことは、自分で何かをしたいと思う感情や自己主張がイヤイヤの原因になっているということです。それは子どもにとって大切な成長でもあり、親としては喜ぶべきところでもあります。
実際にイヤイヤ期を迎えてしまうと、成長したと思うよりも毎日の対応でヘトヘトになってしまい、そう感じられなくなってしまうのが現実なのですが、そこをどう乗り越えるかを考える必要があります。
自分で何かをしたいという行動は、日頃のお世話の成果でもあります。毎日のお世話の中で、オムツ交換やお着替えをしてご飯を食べさせる。その一つ一つを自分でしたいと思う行動を出来るだけ見守ってあげたいところです。
そして先の事を予測してイヤイヤになる場合もあります。
「パジャマを着替える=寝る」。まだ遊びたいからイヤイヤになります。
今現在のことではなく、先の事を予測して嫌がる。これも立派な成長ですよね。
5.イヤイヤ期でも楽しく外出できる
5.1 イヤイヤ期のお出かけは大変
イヤイヤ期の外出はとても大変です。家を出るまでに一苦労です。
まずはオムツ交換に手こずり、お着替えを済ますまでに時間がかかります。
私の子どもは、まずオムツ選びから始まります。オムツに描かれているキャラクターって少しずつ違いますよね。それを自分で選びだします。
その後に洋服選びです。間違っても「これとこれね!」と勝手に決めてしまうとイヤイヤが始まります。
けれど、自分で選ばすといくら時間があっても外出できませんし、とんでもないコーディネートになってしまいます。
そんな時の私の対処法は、2択方式で選ばすということでした。インナーから始まり、靴下まですべて2択で選ばせます。そうすると時間も短縮出来ますし、本人も自分で選んだと満足してお着替えを始めます。
お着替えも自分で脱ぎたい、自分でボタンを留めたいなどこだわりがあるようで、少しでも手を出すとイヤイヤです。そんな時は待ちます。時間があまりなくてもとりあえず待ちます。無理やり進めてお着替えしても、その後に泣いて嫌がることを思うと手出ししない方がスムーズに進みます。
それを繰り返していくうちに、本人なりに出来ない事は出来ないと主張するようになり、そこからは出来ないことはお手伝いするようになりました。
お着替えも終わり、やっと外出です。楽しそうにテクテクと歩いていると思えば、急に抱っこを要求してきます。そうなったら意地でも歩きません。抱っこしてもらえるまでイヤイヤ泣きです。
荷物を持っている時は、「今お母さんはたくさん荷物持っているから、抱っこは後ね」とある程度は言い聞かせます。それでもダメな時は取りあえず抱っこします。体重も重たくなって長時間の抱っこはこたえます。そんな時は「かけっこしよっか?」など言って気持ちを切り替えさせます。
外出先で一番心配なことは、自分で勝手に動き回ることです。基本的には手を繋いで歩きますし、駐車場や車が多い場所は抱っこするようにしています。
ただ大きいショッピングモールになると興味があるものがたくさんあり、自分でトコトコと先に進んで振り返りもしません。1度どこまで一人で行くのだろうとこっそり追いかけてみました。
そしたら、大きなショッピングモールの端から端まで一人で歩いていき、行き止まりのところで始めて振り返りました。そこで初めて私が居ないことに気づきキョロキョロ。少し笑いましたが、心配にもなりました。
近所のママ友のお子さんは男の子で、マンション内でも大変だそうです。郵便ポストを見に行くだけなのに、どれだけ時間がかかるかと嘆いていました。
私の子どもも活発な方ですが、男の子になると全然違います。
出来るだけ自由に歩かせてあげたい半面、どこまで自由にさすのか、安全な場所なのか、人に迷惑をかけないように考える必要もあります。
イヤイヤ期のお出かけは大変ですが、出来るだけ自由に歩かせてあげられる場所を見つけるのが一番いいのかもしれません。
5.2 チャイルドシートに乗ってくれない時の対処法
外出時の移動に、車や自転車を使うことがあります。大変なのは乗り降りです。
車のチャイルドシート、自転車のチャイルドシート。自転車の場合は空間がたくさんありますし、外にいる状態なので差ほど苦労したことはありませんでした。
ただ自転車に乗れば帰らないといけないと認識していますので、イヤイヤすることもありました。
大変だったのは車のチャイルドシートです。回転式のチャイルドシートもありますが、我が家は固定式のチャイルドシートでしたので、座らすまでに一苦労です。エビ反りになって嫌がる子どもをどうやって乗せるのか悩みました。
嫌がる度に色んな手を使ってみました。ペットボトルがあれば、シャカシャカ振って音がなることを教え、やってみてと渡します。ペットボトルで遊んでいるうちにチャイルドシートをカチッと装着します。
家の鍵のキーホルダーで遊ばせてみたり、ガチャガチャのおもちゃを持たしてみたりと色々やってみました。1番効き目があったのは、音楽が流れる小さな絵本でした。ボタンを押すと音楽が流れるので、車に乗っている間遊んでくれます。
また、これからどこへ行き、何をするのかを教えてあげることも必要です。いきなり車に乗せられて、ベルトを締められると思うと嫌にもなります。少し声をかけながら、これから楽しい所に行けるのだと理解してもらうとスムーズに乗る事が出来ます。
5.3 遊ぶ時はトコトン遊ぶ気持ちで臨む
外出した帰り、遊び足りていないのか満足出来なかったのか「帰りたくない!」と嫌がることが多いですよね。
お出かけする場所にもよりますが、十分に体を動かし気持ちも満たされている日はあまり嫌がらないように思います。そう感じてからは、公園や大きな広場に遊びに行くときはトコトン遊ぶようにしています。
自分の子どもの頃を思い出すと、やっぱり遊びたかったです。疲れるぐらい遊んでもまだ遊びたいと思っていました。そう考えると、出来るだけ子どもにも遊ばせてあげたいと思います。
寒い日、暑い日、大人にとっては外出すらもしたくない日でも、子どもはお外が大好きです。毎日トコトンまで遊ぶと体力が持ちませんが、運動不足にならない程度に週末だけでもいっぱい遊ばせたいです。
しっかり遊んだ日は、しっかり寝てくれます。その寝顔を見て遊んだ疲れもふっ飛びます。
6.イヤイヤ期を上手に乗り越える方法
6.1 親の向き合い方で気持ちが楽になる
イヤイヤ期を迎えて、始めのうちはどうしようもない現状に悩みます。けれど、子どもとしっかりと向きあうことで、随分気持ちが楽になります。
私はイヤイヤ期で1番大切だと思う事は、子どものイヤイヤを一旦受け入れるということだと思っています。
この行動を取るようになってから、私自身とても楽になりました。そして子どものイヤイヤも少なくなってきたように感じます。
すぐに子どものイヤイヤを理解してあげられた訳ではありません。何度も繰り返し話を聞くことで、何を言いたいのか理解出来るようになりました。
よく、お母さんだけが子どもの言っていることを理解出来るといいませんか?上手におしゃべり出来ない子どもですが、お母さんだけが少ない言葉で理解し通訳できる、そんな感じでしょうか。
これは、毎日子どもと向き合って過ごしているから理解出来るのだと思います。
イヤイヤの理由だって同じことが言えると思います。少しずつ子どものイヤイヤを上手に理解してあげられるコツを掴めてくると思います。
6.2 イヤイヤ期を成長と考えるかイライラで終わらすのか?
毎日イヤイヤ期と向き合っていると、どうしてもイライラしてしまいます。それは仕方ないことだと思います。ただ、イヤイヤ期をイライラだけで過ごしてしまうと、とても勿体ない時間を過ごしてしまうように感じます。
イヤイヤ期は成長の過程でとても大切な時間だとお話ししましたが、その大切な時間をイライラだけの思い出にしては残念に思います。ではイライラの思い出をいかに大切な思い出にしていくかが問題です。
イヤイヤ期が始まった頃、私は毎日イライラしていました。少しのことでもストレスが溜まっているせいかすぐに怒ってしまいました。今でもいう事を聞かないとよく子どもとケンカをしていますが、1つだけ心がけていることがあります。
怒った後は、必ず抱きしめるように心がけています。私は、「ありがとう」「ごめんなさい」だけは言えるようになって欲しいと子どもを育ててきました。悪いことをして怒った時でも、「ごめんなさい」と言えればギュッと抱きしめます。
私自身も、「こういう理由で怒ったんだよ、でも心配だから怒ったんだよ」とギュッと抱きしめます。どれだけイライラしていても、この行動1つでお互い仲直り。また笑って過ごすことが出来ました。
せっかく自分に与えられた子育てという時間を、どう過ごすのか。子どもと共に自分自身も成長していける時間に出来れば、幸せなことだと思いませんか?
6.3 みんなが通るイヤイヤ期
毎日の食事や洗濯、家事はやる事がたくさんあります。毎日ご機嫌で過ごせるわけではありません。体調が悪い日もあれば、朝から機嫌が良くない日もあります。
そんな時は、子どもにもイヤの理由があるとわかっていても、上手に子どものイヤを理解してあげられない時があります。
私もしばしば子どものイヤを受け入れられない時があります。でも人間です。毎日ニコニコしていられない日もありますよね。そんな日は私も一緒にイヤイヤします。無理なものは無理です。
どこのお家でもイヤイヤ期と格闘しながら過ごしているのだから、1、2日ぐらいいいと割り切ってしまいます。子育て完璧にこなそうと思うと気持ちが折れてしまいます。特にイヤイヤ期はいつもより力を抜くぐらいがちょうどいいと思います。
6.4 一人で抱え込まない
子育てをしていると色んな悩みがあります。特にイヤイヤ期になると手をつけられない子どももたくさんおり、お母さんたちの悩みの種になっています。特に専業主婦だと家の中で子どもと二人っきりです。逃げ場所なんてありません。
相談しようにも誰に相談していいものか悩むこともあり、一人で抱え込んでしまいがちだと思います。子育ての先輩である両親に相談したものの、子育てってそんなものよと返されると余計にしんどくなってしまいます。
そんな時は、今自分が置かれている状況に近い人に相談するのがベストだと思います。専業主婦なら専業主婦同士、ワーキングママならワーキングママ同士。理由は、より近い環境で子育てをしているお母さん同士なら共感しやすいですし、参考になることが多いからです。
他には、たくさんの子どもやお母さんたちを見てきた専門家、最寄りの子育て相談室です。なかなか相談しにくい部分もありますが、専門家のアドバイスもとても有効な手段だと思います。
もちろん、家庭内で話合う必要もあると思います。とにかく一人で抱え込まないことです。相談でも愚痴でもいいと思います。自分の中に溜め込まないことがイヤイヤ期と向き合う最善の方法だと思います。
7.おわりに
イヤイヤ期を過ごしてみて大変なことが多かったですが、良かったこともあります。色んな事に興味を持ち、大人と一緒のことをしたがります。
私の子どもは女の子なのですが、洗濯物を畳むのが大好きです。私が洗濯物を畳んでいると、見よう見まねで畳んでくれます。ちょっといびつな畳み方になりますが、「助かるー!」と毎回褒めます。
畳んだ洗濯物をなおす時もお手伝いしてくれます。今ではどこに何が入っているのか把握しているようで、自分で引き出しを開けてなおしてくれます。私にとったらよいアシスタントです。
イヤイヤ期の間は、本当に疲れてしまいます。気持ちが折れそうで泣きたくなった日もたくさんあります。ただ、子どものイヤという言葉に意味があり、理解しすることで少しずつ気持ちが楽になっていきました。
そして、自分なりの気分転換の方法を見つけることです。
子育ては大切な時間ですが、自分がまいってしまったらお世話どころではありません。小さな子こどもがいると中々時間を作れませんが、子どもと笑顔の時間をたくさん作るために、少しの時間でも自分だけの時間を見つけましょう。
イヤイヤ期は、言う事を聞かない時期でもありますが、とても甘えたさんになる時期でもあります。上手に出来た時はたくさん褒め、たくさん抱きしめてあげればイヤイヤ期から抜け出せるかもしれません。