1.はじめに
子育てをしているとたくさんの子育てママに出会います。はじめは挨拶程度の関係でも、話す機会が増えるにつれて子育ての相談しあう事ができ、お互い励まし合うことも良くあります。
子どもの成長や性格によって違いはあるものの、同じ子育て中のママさん同士の会話は参考になることが多いです。日頃の育児疲れや悩みは話すことでストレスの発散になり、また共感しあう事でまた頑張ろうと思えます。
その反面、ママ友同士のトラブルが多いことも事実です。せっかく出来たママ友とトラブルになることで余計にストレスを溜めてしまうお母さんもいます。
実際に起きたママ友トラブルを紹介しながら、上手にママ友と付き合う方法を考えてみました。参考になると嬉しいです。
2.ママ友に関する悩み
2.1 ママ友の誘いを断れない
ママ友関係の悩みでよく聞くのが、ママ友同士のお誘いやお願い事をされて困ってしまうというケースがあります。専業主婦や時短パートのお母さんによくある問題です。
毎日のようにランチに誘われる、夜のママ友飲み会。週末は家族ぐるみのBBQなど意外にママ友同士のお誘いは多いものです。スパッと断れる性格のお母さんもいれば、なかなか言い出せないお母さんもいます。
断ることで何か言われたりしないだろうか?次誘って貰えなくなるかな?と色んな不安が生まれます。まして子どもがいじめにあったらどうしようと考えるお母さんも多く、悩みの種になってしまいます。
ママ友同士で仲が良くなると、子どもを預かって欲しいとお願いされることもあります。急を要する場合は仕方ない場合もありますが、いくら懐いている子どもでも親の監視がない中での子守りは不安です。万が一何かあった時のことを考えると安易にOK出来ません。
けれど、大丈夫だからと事あるごとに預けたがるお母さんも実際にいます。私の同僚も一時期このパターンになっており、悩んでいました。断るには断るけれど、どう言って断ろうかと悩んでいました。
2.2 育児に関する考え方が合わない
友達同士や夫婦間でも同じですが、価値観が違いや考え方が合わないとストレスになります。ママ友の場合でも同じことが言えます。
自分の子どもと他の子を比べたがる、子どもが叩いても何も言わない、自分の子育て方法を押し付けてくるなど子育てに関する考え方やしつけに関することの考え方があまりにもかけ離れていると会話が噛み合いません。
今まで仲良くしていたけれど、2人目の妊娠がわかった途端に付き合い方が変わったなどもあります。「2人目は作らないの?」と聞かれると不妊に悩んでいるお母さんにとってとても傷つく一言です。聞いた本人に悪気はなくても、子どもが出来にくいお母さんにとっては責められているように感じてしまいます。
ママ友同士でも、しつけや育児方針が違い過ぎると一緒にお出かけするだけでも疲れてしまいます。人に迷惑をかけなければ、子どもの自主性を大切にしたいという考え方もあれば、1つ1つ言い聞かせながら子育てをしているお母さんもいます。同じ子育てであってもそれぞれの考えがあり、正しい子育て方法はないだけに価値観の違いがストレスになることがあります。
2.3 ママ友ができない・年の近いママ友がいない
ママ友関係の悩みで意外に多かったのが、ママ友ができないという悩みです。近所に同じぐらいの月齢の赤ちゃんがいない場合や、地域のママさん達は若くて話しかけづらい。人と話すのが苦手で、なかなか声を掛けられないなどママ友は欲しいけれど積極的に作れないというお母さんが多いです。
生まれ育った地域だと友達がいても、結婚し新しい土地に引っ越しをしたお母さんはママ友が出来にくい場合が多いように思います。1歳ぐらいまでは家の中にいる時間も多く、多くのお母さんは日中1人でお世話をしています。困ったことや不安なことが増える度に孤独を感じるようになります。少しでも話す相手がいると気分的にリラックスできますよね。
最近は高齢出産も多くなり、お母さん同士の年齢に幅があります。私も母になってみて、若いお母さんをみると気が引ける時があります。基本的には社交的な性格なので誰とでも話すことが出来るタイプですが、あまりに年が離れたお母さんだと相手が困るかな?などと考えてしまい挨拶程度になってしまいます。気が付けば年の近いママ友ばかりになっています。
2.4 ホームパーティの手土産や旅行のお土産選び
初めてお家にお呼ばれした時、結構悩むのが手土産選びです。安すぎてもダメ、高すぎてもダメ、近所のケーキ屋さんがネタばれしているし。みんな何を持って行っているのだろうと考えます。子どもと二人で行く場合と、複数で集まる場合でも違ってきます。
手土産は本来、相手のお家に伺った際にお礼を込めて送るものです。けれど一部のママ友の間では“手土産=相手の価値”のように相手に対しての評価となっていることもあります。これでは手土産選びも一苦労です。
同じようにお土産選びも難しい問題です。どこまでお土産を渡すべきか悩むところです。せっかく旅行に行ったのに、お土産選びが頭から離れず楽しめません。夫に相談しても、「何でもいいんじゃない」と簡単な返事しか返ってきません。
きっと男性社会には、このお土産一つでその後の付き合いすら変わってしまうなどと思いもしないのでしょうね。
3.実際に起こったトラブルと対処法を紹介
3.1 公園デビュー
子どもがよちよちと歩き出したころ、そろそろ公園遊びに連れて行きたくなりますよね。俗にいう“公園デビュー”です。けれど、お母さんにとって公園デビューは少し勇気がいります。ここでは公園デビューで実際に起こったトラブルと対処法を紹介します。
ケース①・・・
ケース②・・・
砂場近くに居たA集団のママさん達に声を掛けてもらい、その日は楽しく過ごすことで出来ました。子どもにせがまれ翌日もその公園へ行くと、B集団のママさん達に声を掛けられました。感じが良く話していくにつれ、「あなたはどちらに入るの?」と聞かれ返事に困りました。
後で近所の方に聞いた話ですが、その公園ではどちらかの派閥に所属しなくてはいけないらしく、新しく公園に訪れた親子を勧誘するそうです。怖くなりもうその公園には行かないようにしていました。
対処法・・・
公園デビューでのトラブルに巻き込まれないようにするには、固定観念を捨てることです。そして、身構えず気楽な気持ちで遊ばせることです。
公園は1つではありませんし、すべての公園で同じようなトラブルがあるわけではありません。時間帯によっても状況は変わってきます。ここの公園は居心地が悪いと感じたら、深入りする前に別の公園へ変更してみましょう。
3.2 ママ友同士のいじめ
子ども同士のいじめが無くならないように、ママ友同士のいじめも存在します。
そんないじめ問題を紹介します。
ケース①・・・
ところがある日突然、仲の良かったママ友達の態度が急変しました。その理由は恐らく主人の職業のことだと思います。ママ友が集まると旦那の稼ぎが悪いと愚痴が多かったのです。ある日一人のママ友に主人の職業を聞かれ、素直に弁護士と伝えたことが間違いでした。恐らく全員に話をされたのだと思います。
以後、事あるごとに「ゆとりがあっていいわね」「もっといい服着たら?」と嫌味を言われるようになりました。
ケース②・・・
そうしているうちに、いつの間にか私がいじめの対象になっていました。不快に思っていたので、あまり同調しないようにしていたからだと思います。そうは言って止めようとも言える性格ではないので、私に標的が向いたのだと思います。
対処法・・・
いじめに遭っていても、やめて欲しい・理由を知りたいと言えないお母さんがほとんどです。辛い思いをしてまで一緒にいる必要はありません。子育てママはたくさんいます。その場所だけが居場所ではないのです。その場所を離れることで、新しく気の合うママ友に出会えるかもしれません。
3.3 プライベートまで踏み込むママ友
仲良くなるとプライベートにまで踏み込んでしまうママ友が続出しています。距離が近くなり過ぎるとトラブルが起きる率も高くなります。
ケース①・・・
本人は仲良しの証のように感じでいたようですが、私からすると不快な気持ちになりました。さりげなく止めるようにお願いしたのですが、仲がいいからと聞く耳をもってくれません。
ケース②・・・
私の仕事が決まり少し距離を取る事が出来ましたが、それ以来ママ友を作るのが怖くなりました。
対処法・・・
あまり話したくない会話を強要されるようならば、その気持ちを伝えてみましょう。中々言い出せない場合は距離を置くことです。在宅での仕事が決まった・資格を取ろうと思って勉強中だからなど、理由を作って忙しいことをアピールします。元の挨拶程度のママ友に戻れる可能性もあります。
3.4 たった一言のママ友の愚痴
昔から“口は災いの元”と言われてきたように、自分では悪気のない一言が大きなトラブルを招くことがあります。
ケース①・・・
ところが以前からのママ友と、相談したママ友は繋がりがあり、私の愚痴が本人の耳に入ることになってしまいました。かなり幅を利かしていたママ友でしたので、すぐに周りのママ友達の耳に入り、呼び出されることになりました。公開裁判かのように数人に囲まれ責められました。
ケース②・・・
他のママ友に理由を聞くと、「あなたがボスママに告げ口したんじゃないの?」って聞かれ頭が真っ白になりました。あの時ボスママが話していた事が、私が言ったことかのように広められたようでした。ほどなくA子さんは引っ越すことになり、後味が悪い出来事になりました。
対処法・・・
またトラブルが起きてしまい、自分に非がある場合は素直に謝りましょう。誤解させてしまったのならば、経緯を説明して誤解を解く努力をしましょう。それでも切れる縁なのであれば、初めから合わなかったのだと割り切ることです。
3.5 生活レベルで差別
女性の中には夫の職業や収入で人を判断してしまう人がいます。ママ友になっても基準は同じ。お母さんの服や持ち物、子どもの洋服などチェックしているお母さん。マンションの上層階と低層階での差別もあります。
ケース①・・・
私の同僚もブランドは好きですが特にこだわりがなく、子どもの服も好きな服を着させていました。するとママ友のタグチェックが始まるのです。子どもの襟裏に付いているタグをチェックし、どこのブランドか確かめるそうです。
同僚も初めはビックリしたそうですが、日々同じことを繰り返すのでさすがに呆れたみたいです。
ケース②・・・
マンション内では、上層階のママ友集団と低層階のママ友集団に分かれており、連日お互いの悪口で持ち切りでした。私達家族は中層階であったため、どちらの集団にも属されず、しまいには上層階のママさん達には低層階の偵察をして来て欲しいと言われる始末。板挟みの状態が数年続き、精神的に疲れました。
対処法・・・夫の職業や年収で格差が決まり、上のママ友が下のママ友に対して嫌がらせをする“ママ友カースト”です。夫の職業や年収が、ママさん達のアクセサリーのように考えられ、差別し優越感を得ているのです。
本来ママ友は子どものママであり、子育ての戦友みたいなものです。所得や職業で人の人格や価値が決まるわけではありません。引っ越しするという選択肢が難しいのであれば、まずは相手にしないことです。
人それぞれ価値観は違います。考え方が合わないのに一緒に居る必要はありません。マンション内だけがママ友の交流でないのですから、挨拶程度の付き合いにとどめておくのが無難です。
3.6 子どものケンカからトラブルへ発展
小さい子どもが集まれば、オモチャの取りあいや叩いてしまうこともあり、子ども同士の些細な喧嘩からママ友同士のトラブルに発展することがあります。
ケース①・・・
ある日私の子どもが持っていたオモチャを巡り、子どもの喧嘩になってしまいました。私は止めに入り、友人の子どもに叩かないように優しく注意しました。それを横で聞いていたママ友が逆切れ。「うちの子どもが悪いの?」と怒って帰ってしまいました。
その後、どのように話が流れたかわかりませんが、公園内で孤立することになりました。自分の子どもにも注意し、楽しく遊んで欲しかっただけなのに、少ないママ友を失うことになりました。
ケース②・・・
ところがまったく相手にされず、挙句の果てに「あそこの子どもはしつけがなっていない」「遊ばせるとケガをされられる」などと噂を流され、送り迎えで会うお母さん達に白い目で見られることになりました。
数人のお母さん達には誤解が解けましたが、保育園に通っている間常に人目を気にすることになりました。
対処法・・・
わかっていても自分の子どもに危害を加えられると、必要以上に怒ってしまうお母さんもいます。可能であれば、誠意を持って謝罪することです。取りあって貰えなくても、自分が納得いくまで気持ちを伝えてみまよう。
もちろん子どもに言い聞かすことも必要です。最低限“ありがとう”“ごめんなさい”は言える子どもに成長して欲しいですよね。
意外に子ども同士はケロッと仲良くしているものです。引け目を感じずに自分の子育てに自信を持ちましょう。
4.ママ友と上手に付き合うには
4.1 親しい仲にも礼儀あり
ママ友に限らず友人・恋人・夫婦間、どんなに仲が良い関係であっても礼儀は必要と思います。私は、相手を思いやる気持ちがなければ、いつかその関係が終わる日が訪れると思っています。
程度にもよりますが、言いたいことを我慢する必要もありませんし、喧嘩してもいいと思います。ただその言葉の中に相手を想う気持ちがあれば、きっとお互い心を開きあえる仲になるのだと思います。
最低限の礼儀を忘れず相手への感謝の気持ちを忘れなければ、ママ友トラブルも少なくなるように思います。
私は人と付き合う時に、一つだけ心がけていることがあります。会社でもママ友でも誰でも当てはまるのですが、苦手な人って必ずいます。けれど、その人の一面だけを見て苦手だ、嫌いだと思わないようにしています。
例えば会社に厳しい先輩がいるとします。ハッキリとものを言う性格な為に、若手には苦手だと思っている人間が多いです。けれどその先輩の厳しい言葉の中には優しさがあるかもしれません。先輩=厳しい=嫌いとならずに、多面的にその人を見るようにしています。そうすると意外に楽になれます。
相手の行動や言動に怒りたくなる時はあります。でもそれがその人のすべてではないはずです。良いところも必ずあるはずです。ママ友であっても同じことが言えます。仕事ではないので、どうしても無理なら距離をおくことも出来ます。
ただ礼儀と思いやりを忘れないようにだけ、普段から心がけておきましょう。
4.2 ママ友に依存しない
子育てをしていると時折不安や悩み、孤独な気持ちに陥ることがあります。普段は明るいお母さんでも心が少し弱ってしまうことだってあります。核家族の場合、相談したい夫が毎日仕事で遅い、育児に協力的でないと相談したくても時間や返事が限られています。親身に答えてくれないと余計にイライラすることもあります。
そんな時に心のバランスを保ってくれるのが、ママ友の存在でもあります。
古くからの友人や趣味の友人など、その場面によって友達がいる人は多いと思いますが、ママ友という関係性は少し特殊な関係だと思います。
これまでは相手と自分の一対一での関係でしたが、ママ友との関係は子どもを含んだ4人での関係性になります。そして悩みや不安、心配事が絶えない子育て中だからこそ、共感し合えるママ友の存在が大切に思えたりします。
この大切な存在だからこそ、ママ友に依存してしまいがちになります。そしてこの依存からママ友トラブルが起こるようになります。
- 他のママ友と仲良くしていると気に障る
- ママ友の行動が気になり、頻繁に連絡を入れてしまう
- 公園で遊ばせるのもお買い物も一緒に行きたい
心当たりありませんか?今まで2人でおしゃべりや外出していたのに、複数で行こうと言われたりしていませんか?もしかしたらママ友は依存を感じているのかもしれません。
普通のママ友から、生涯お付き合いを続ける生涯の友になることもあるでしょう。ママ友だけに限らずお互い信頼し助け合える存在になる為には、依存せず相手を尊重することも大切なのだと思います。
4.3 悪口を言わない・加担しない
ついついやってしまいがちなのが、プチ悪口と知らない間にママ友トラブルに加担してしまうことです。人が集まるとついつい他人のことを話してしまうものですが、度が過ぎてしまうと収集がつかなくなることもしばしばあります。
自分では「そうだねー」と話を聞いているだけと思っていても、「○○ちゃんのお母さんが言っていたよ」と悪口の発信者が自分かのように噂が広がります。そうなってしまってからではなかなか収集がつかず、どんどんママ友トラブルが泥沼化され抜け出せなくなってしまいます。
ママ友仲間に限らず、友達同士の会話でも周りの意見に流されやすいお母さんは少し危険です。特にママ友グループという小さなコミュニティーではハッキリとNOという事が難しい状況でもあります。同調しないことで、距離を置かれることがあるのも事実です。
4.4 ママ友との距離感が大切
ママ友付き合いで大切なことは、程よい距離感を保つことだと思います。周りの人と上手に付き合える人もいますが、すべての人が上手に出来るわけではありません。ママ友という特殊な関係であれば特に難しいです。
ママ友との距離感を保つためには、自分なりのルールを作ることです。子ども同士がとても仲が良くても、親同士が必ずしも仲良く出来るわけではありません。
1人で不安に子育てをしている中、やっと出来たママ友。急接近してしまうこともありますが、知りあってすぐに自宅に招く、招かれるは少し控えたいものです。
自宅というのは、相手のプライベートに踏み込むことになります。生活空間や生活水準まである程度のことがわかってしまいます。ママ友によっては態度を急変することもあります。
話す会話にしても、相手のプライベートな事に踏み込まないことです。そしてプライベートな相談や愚痴も、相手にとってはただの自慢話に聞こえることもあります。
逆に距離が縮まるにつれて、プライベートなことにまで口を出されることもありますし、同じ子育て中のママさん同士であっても、家庭環境や考え方も人それぞれです。少しの話の食い違いで誤解を招くこともあります。
ママ友は子どもありきの友達です。少し寂しい気持ちもありますが、割り切って付き合うことも大切です。本当に気の合うママ友であれば、ママ友ではなく本当の友達になれると思います。
4.5 相手の立場になって考える
同じ年頃の子どもを持つママ友同士でも、考え方や生活環境は違います。自分が子育てにストレスを感じ、思ったままに愚痴をこぼしていると相手のママ友はどう感じるでしょうか。
子育てストレスであるある話が、夫が子育てに協力的かどうかについてです。確かにこのお題はよく聞く話です。仕事で疲れているのはわかりますが、24時間365日休みなしの子育てママにとっては、休日ぐらいは手伝って欲しいと思うものです。どれだけ子どもが可愛くても、たまには自分の時間が欲しくなりますし、お洒落だってしたいと思うのが女心です。
けれどシングルマザーとして子育てに奮闘しているお母さんにとって、この愚痴はただの自慢でしかないと感じていないでしょうか。シングルマザーで子育てしていると、お父さん役もお母さん役も一人でこなしています。そんなママさんにとっては、夫の愚痴などただの自慢話です。
同じように、子どもの成長に関しても相手を嫌な気持ちにさせることがあります。特に0~2歳児の赤ちゃんの成長には個人差が激しく、自分の子どもは周りの子どもより成長が遅いのでは心配するお母さんも多いです。
首のすわりや寝返りが遅い、掴まり立ちはするが歩こうとしないなど、親にとってはとても重大な悩みでもあります。そんな時に一言、「まだ○○してないの?」などと言われた日には落ち込むことだってあります。
自分では悪気のない一言であっても、相手にとってはとても傷つく一言になることもあります。相手の環境や立場を理解しながら会話することも大切なことだと思います。
5.おわりに
ママ友同士の情報交換や、たわいもない会話は子育て中のお母さんには大切な情報源になり、ストレス発散の大切な時間でもあります。育児書にはない子育て術がたくさんあり、とても勉強になります。
けれど実際にはママ友に関してのストレスを感じているお母さんも多いです。そんな時は、一度立ち止まって冷静に考えてみましょう。その付き合い、本当に必要ですか?何のためのママ友ですか?
ママ友を作る理由は自分の為でもありますが、子どもの為でもあります。子どものお友達作りや、同じ年頃の子ども同士の遊びはとても刺激になります。
けれど、無理をしてママ友付き合いをしているお母さんを見て、子ども達はどう感じるでしょうか。意外にも子どもは良く観察しています。そして感じるものです。お母さんが暗い顔をしていては、子どももきっと悲しいと思います。
せっかく出来たママ友です。より良い関係を築くために、お互いのことを考え、程よい距離感で上手に付き合いましょう。