何とかしたい!今すぐ家計診断&家計を赤字から黒字にしよう

いますぐ何とかしたいと思いつつ、日々の仕事、家事、育児などに追われて家計診断ができていない…
あなたもそんなことはありませんか?

「となりの芝生は青く見える」とは上手なことわざで、周りは上手にやりくりし、黒字の家計にしているように見えます。
実際のところは外食したり、旅行したり…

見栄を張って良い生活をしているだけで、貯金なんてほとんどできていないかもしれません。
でも、そんなこと聞き出せませんよね。

よそはよそ、うちはうちです。まずはあなたの家計を黒字にしましょう。
面倒くさい…と思う気持ちも分かりますが、ありとキリギリスのキリギリスになってしまってはいけません。

下記の4点をメインにあなたにお伝えしたいと思います。
どうぞ、お付き合いよろしくお願いします。

  • 「黒字家計にできる簡単なテクニック」
  • 「無料で家計診断(アプリ、HP)」
  • 「プロに相談する方法(有償、無償ともに)」
  • 「年代別、平均貯蓄額」
  • 「参考にしたい書籍&ブログ」
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目次

1.赤字家計を黒字家計にするための9つのポイント

1.1.「3日坊主」はサヨナラ!簡単に長く続けられる食費と日用品の節約テク

まずは、買い物のタイミングを意識的に減らすことからはじめましょう。
以下で紹介しているようなことを続けるだけでかなり変わってきますよ。

・スーパーへ行くのは基本的に1週間に1回、値引きになる時間帯に行く。
・調味料などは値段が一律でお得なスーパーのプライベートブランドを購入する。
・食費は月管理ではなく週管理にし、現金袋などで分けて保管する。
・見やすい冷蔵庫を心がけ、なくなったものはメモをする。
・日用品のまとめ買いに注意!ストックは1~2個、詰め替え用を購入する。

肉、魚、その他生鮮食品はスーパーによって割引する時間帯が夕方から夜、朝などだいたい決まっています。
通ううちに時間帯が分かるので、割引の食材をチェックしましょう。

日持ちが気になる?確かにそうですね。

帰宅してからが大変ですが、小分けして密封容器や袋で冷凍保管、下ごしらえまですれば、1週間はもち、後が楽です。
特売品を買いにマメにスーパーに行くと、余計なものを買ってしまう傾向があります。

できるだけ、週1回くらいにしましょう。

日用品は特売品で山積みされていると、まとめ買いしたくなりますね。
でも、意外な出費となり、赤字、さらには部屋が片付かない原因になります。

収納スペースは決めておき、1~2個のストックがなくなったら買い足すスタイルがおすすめです。
シャンプー等は100均でかわいい詰め替えボトルを揃え、常に詰め替えタイプを購入するとお得です。

とはいえ、どんなときもありますので、体調が悪いときや疲れがたまっているときは、ネットスーパーやお惣菜なども頼りつついきましょう。

日々コツコツと続けていれば、ときどきサボってもまた取り戻すことができます。

1.2.「格安スマホは侮れない」通信費を抑えるテク

大手キャリアのスマホだと月額7,000円以上の通信費が必要です。
格安スマホですと、料金を約1/3におさえることができます。

ただ、月額料金の安さのみで選ぶと、通信速度が遅かったり、スマホ本体が使いづらかったり、
使えるデータ量が少なかったりと問題のあるケースもあります。

自分で格安スマホの会社からプランまで決めるのはむずかしいので、下記3社にしぼるのがおすすめです。
詳細は各社のホームページから確認してみてください。

  • 楽天モバイル(楽天市場での買い物がお得になります。ただし通信速度は遅め)
  • Nifmo(通信速度が速いです。2年契約の自動更新。ただし2年後に割高になります)
  • UQmobile(5分かけ放題、あるいは毎月60~180分の無料通話時間のあるプランがあります)

あなたが大手キャリアのスマホをお持ちの場合、スマホをそのままで格安スマホへの乗り換えもできるようです。
ドコモの場合はネットでMNP予約を、auやソフトバンクは電話でMNP予約をしてください。

1.3.「1円」でも光熱費を抑えるテク&おすすめプラン

自分で電力会社・都市ガス会社を選べるようになりました。
あなたは忙しいからと見直しをすることなく、そのままにしていませんか?

以下のようなポイントで見直しをすることができます。

・自分に合った電力会社のプランを見直す
・エネチェンジガス料金比較でガス料金プランを見直す
・古い家電から新しい家電(照明、エアコン、冷蔵庫などの大型家電)への買い替えも

電力比較サイト「エネチェンジ」なら、簡単にチェックすることができます。
エネチェンジHP:https://enechange.jp/
エネチェンジHP(ガス):https://enechange.jp/gas

また、あなたにとっては大きな出費となるので最初の1歩を踏み出すのが大変ですが、大型家電は10年前後使用しているものですと、買い替えた方が電気料金をぐんと抑えることができることもあります。

一気に買い替えとなると大変ですので、1つずつ見直してみてはいかがでしょうか。

1.4.「持つなら1~2枚」クレジットカードをチェックしよう

クレジットカードを上手に使うためのポイント

・クレジットカードは持つなら1~2枚、きちんと使った料金を管理する。
・クレジットカードを選ぶポイントは年会費が永年無料、ポイント還元率をチェック
・光熱費、通信費など毎月の固定費をクレジットカード払いにすると、ポイントが貯まる。

クレジットカードは使用金額が分からなくなるのがいちばんこわいです。

でも、きちんと使用料金を管理すれば、ポイントが貯まりギフト券や商品と交換することができます。

毎月の固定費をクレジットカード払いにすると、それだけでポイントが貯まるペースが速くなります。
「塵も積もれば山となる」です。ぜひやってみてください。


クレジットカードを選ぶ際、あなたが「普段どこでいちばん買い物をするのか」をまず考えることが一番合っているカードを選ぶコツです。

楽天なのか、近所のスーパーなのか…いちばん頻度の高いところで提携しているクレジットカードを選ぶようにしましょう。

使用頻度が高ければ高いほど、ポイント還元率がアップしたり、割引サービスが受けられたりといった特典が増えます。

ガソリン代に関しても、使うスタンドを決め、提携しているクレジットカードで支払うと割引などの特典があります。

1.5.「手放したくない!」大切な車の維持費を抑えるポイント

あなたもご存知の通り、車の維持費はガソリン代、自動車保険代(自賠責保険・任意保険)、2年に1度の車検代、自動車税、場所によっては駐車場代、その他タイヤなどの備品費用…とけっこうな費用になります。

お住いの環境によっては、車を2台から1台に変えたりするだけでぐんと節約になります。

でも、なかなか簡単にはいきませんよね。そこで、下記も参考にしつつ、維持費を抑えてみてください。

・自動車保険(任意保険)の見直しをする。
・車検の依頼先の見直しをする。
・車の買い替えの際は、低燃費か、排気量は少ないかをチェックする。
・車の運転スタイルを見直す(歩ける範囲は歩く、穏やかな運転をする)。


まず、自動車保険(任意保険)です。

あなたは忙しいことを理由に、見直しをせずに自動更新にしていませんか?

今はインターネットで色々な会社の自動車保険の見積りが一括できます。是非、試してみてください。
一例として、楽天市場の保険一括見積りを紹介しておきます。
例:https://insurance.rakuten.co.jp/

2年に1度やってくる車検も大きな出費です。

同じく、あなたは忙しいことを理由にして毎年同じところに依頼していませんか?こちらも一例として、楽天市場で車検の一括見積ができます。

是非、試してみてください。ご存知かもしれませんが、ディーラーの車検は丁寧な代わりに最も高くなるケースが多いです。
例:https://shaken.rakuten.co.jp/

車のガソリン代、これも塵も積もれば山となる…大きな出費です。

あなたは普段、徒歩で行けるような距離でも面倒くさいからと車で出ていませんか?忙しいからと乱暴な運転をしていませんか?

少しだけ心と時間に余裕をもち、車にも優しくしてあげてください。

そして、買い替えの際は低燃費な車を選ぶようにしましょう。

確かに初期費用はドンと高くなりますが、長い目でみるとお得です。

1.6.「お金をかけるだけが愛情?」できれば教育費も見直しを

子供の教育費、最も大きな出費となるのが大学進学時です。でもそれまでにも、色々なシーンで出費が続きます。

例えば習い事や学習塾費用ですが、子供の学習費調査(文部科学省 H26年度)によると…下記をご覧ください。

習い事

学習塾

合計

公立 幼稚園

62,000円

62,000円

私立 幼稚園

110,000円

110,000円

公立 小学校6年

132,000円

153,000円

285,000円

私立 小学校6年

224,000円

516,000円

740,000円

公立 中学校3年

55,000円

380,000円

435,000円

私立 中学校3年

128,000円

213,000円

341,000円

公立 高校3年

28,000円

187,000円

215,000円

私立 高校3年

35,000円

276,000円

311,000円

参照元:
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2015/12/24/1364721_1_1.

いかがですか?小学校6年間をピークに大きな出費となります。

あなたも可愛い我が子のために、色々なことを吸収してほしいとついついお財布の紐も緩んでしまうかもしれません。

でも、最も大きな出費となる大学進学時のことを忘れずに、控えられるところは控えましょう。

小学生になるとお子さんの手が少し離れ、働きに出るお母さんも多いと思います。

ここが、いちばん教育費を貯められるときです。子供と一緒にいられる時間は長いようであっという間。家で教えられることは意外とたくさんあります。

1.7.「大切なものだけを残そう」保険契約の見直しを

あなたは保険、どれくらい契約していますか?

忙しいからと契約したままになり、毎年保険料が自動引き落としになっていませんか?

保険契約の見直しをすることで、出費を抑えられるかもしれません。

是非一度、ほけんの窓口で相談してみてください。無理に保険の契約をすすめられることはないようですので、安心してくださいね。


ここで4つマメ知識をプレゼントします。

1.ほとんどの保険料は月払ではなく、年払などまとめて払うほうが安いです。
2.マイホームの火災保険は掛け捨て、地震保険も付けてください。家の中の家電や家具の保証もしてくれる、家財保険も忘れないでください。
3.生命保険は更新型ではなく、必要な年齢まで保証あるものを選んでください。更新するときに年齢があがり、保険料がグンと上がります。
4.子供の生命保険は独立されたときの親からのプレゼントとして、子供の年齢から終身の生命保険に加入すると保険料がぐんと安くなります。意外と急な入院とかもあるので、加入しておいてくださいね。
掛け捨てでもかまいません。

いかがですか?あなたがもうご存知であることもあるかもしれませんが、相談に行くともっとマメ知識が増えます。面倒くさいと思わず、一度足を運んでみてください。

1.8.「まずは相談」住宅ローンを組んでいる人はそのままにしないで

あなたはマンションか一戸建てを購入し、住宅ローンを組んでいますか?現在は賃貸にお住いの方も、いずれは必要になってくるかもしれませんので是非チェックしてください。

・金利の低いものへ借り換えをする。
→固定金利から変動金利への借り換えの場合、後から金利が上がることもあります。

・繰り上げ返済を検討する。
→住宅ローン減税(年度末の住宅ローンの残高、あるいは住宅の取得価格のどちらか少ない方の金額の1%が10年間所得税から控除される制度です。年末調整又は確定申告が必要です。)を受けている人は、繰り上げ返済をした方が有利なのか相談してください。金利が高く、借入額も多い人は早期に繰り上げ返済をしたほうが良いですが、借入額が少ない人はそのままの方が良いときもあります。
参照元:国土交通省HP
http://sumai-kyufu.jp/outline/ju_loan/

住宅ローン、住宅購入相談にのってくれる住宅相談FPサポートセンターもあります。出張対応エリアは関東圏内ですが、エリア外の人もFPを紹介してもらえます。
住宅相談FPサポートセンター:
http://www.lifeplan-fp.com/index.html

1.9.「楽しみも必要」娯楽費も忘れずに

ここまで食費、教育費、住宅ローン、保険料とあなたも頭の痛くなる話が続きました。

こういった細やかな節約を続けて家計を黒字にするためには、ときどきの楽しみも必要です。

「外に出るとお金がかかるから、引きこもる!」なんて言わずに、手頃な価格で楽しめる趣味やレジャーを見つけてください。

じゃらんの体験予約クーポンは、色々な遊びがお得になるクーポンが付いています。
:http://www.jalan.net/activity/theme/campaign/newyear2016/

続けるタイプだと、初期投資が高くつきますが、サイクリング、カメラはおすすめです。

休日にどこに行こうかな?と計画を立てるのが楽しみになります。

ジムは月額料金が高くなるイメージですが、夜間のみ、土日のみなど利用時間を限定すると少しお得になります。いかがですか?是非、色々試してみてください。

2.家計診断 2つの方法

2.1.おすすめ無料アプリ&HP 4選

家の家計簿を診断してくれるサービスです。スマホからでも簡単にできますので、忙しいあなたも簡単にできると思いますので、是非とも試してみてください。

①家計簿ホスピタル(アプリ HP)

→あなたの収入(ボーナス含む)、毎月の支出、臨時の支出などを入力し、それぞれ三ツ星で評価してくれます。診断結果が表とグラフなので分かりやすく、専門家からのアドバイスもあります。会員登録をすると続けて利用できますので、是非チェックしてください。
:http://kakehos.com/

②ライフプラン診断 日本FP協会(HP)

今の家計を見直すだけではなく、将来の見通しもたてたい!そんなあなたにおすすめです。
9つの質問で診断したい内容を選びます。10,000ケース以上の中からあなたの将来の家計に近いもので診断し、いつ頃どれくらいの出費が待っているのか、また、どれくらいの貯蓄が必要なのかアドバイスしてもらえます。FPからのアドバイスコメントも付いています。
https://www.jafp.or.jp/know/lifeplan/simulation/

③一般社団法人 全国銀行協会 ライフプランシュミレーション(HP)

全国銀行協会と聞くと、なんだか堅いイメージですよね。でも、イラストが入っていて楽しいです。まずはあなたの家族構成、収入、将来の計画などを入力します。診断ページでは、年齢ごとに収入と支出、貯金残高が出てきます。現役を引退するであろう60歳をポイントにした専門家からのアドバイスもあります。是非チェックしてください。無料です。
:https://www.zenginkyo.or.jp/special/lps/

④日本貸金業協会 家計管理診断・消費行動診断(HP)

かなり本格的なので、赤字家計を何とかしたい!と思っているあなたにはうってつけです。家計バランスシートに収入と支出を入力し、赤字になったときは改善プランを入力します。問題解決シートもあり、現在の支出額、目標金額など黒字にするためにどうすれば良いか考えられるようになっています。家計は黒字だけどカツカツ…なんて人向けの消費行動診断もあります。
:URL貼り付けには申請がいるため、検索してください。

2.2.ファインンシャルプランナーに相談したいときは おすすめ3選

ファインシャルプランナーへの相談は無料、有料それぞれあります。無料のものは提案というスタイルでですが、保険や投資などの提案もあるようです。あなたに合ったものを選んでください。

日本FP協会を有料で使う

日本FP協会では、老後の資金、教育費と住宅ローン、保険料などあなたのお金に関するさまざまな相談ができます。FPの上級資格であるCFP資格を持っている人を検索することができます。ただし相談料が別途発生します。
:https://www.jafp.or.jp/confer/fpsoudan/

FPナビ「Nissen,life」を無料で使う

こちらもあなたのお金に関するさまざまな相談ができます。提携FP事務所の協力があるので、相談料は初回も、2.3回目も無料です。保険や投資などの提案があることもありますが、無理な勧誘はありませんので心配しないでください。
:https://fpnavi.net/menu/household_budget/

FPフローリストの有料を使う

プロのFPを目指す人のために講座やセミナーを実施している会社の家計診断です。あなたのお金に関するさまざまな相談ができます。有料ですが、3か月集中コース(12,000円 税別)と1年間サポートコース(48,000円 税別)で料金体系がはっきりしているので、お金をかけてでもしっかり見直したい人にはおすすめです。メール、電話、面談でのアドバイスも随時してもらえるので、気が引き締まります。
:http://fp-florist.com/personal/familybudget/

3.手軽で便利! 家計簿アプリ4選

あなたは家計簿アプリを使ったことがありますか?手帳に書くタイプよりも手軽で続けやすいものが多いので、是非試してみてくださいね。おすすめを紹介します。

Zaim

最も利用者の多い家計簿アプリです(無料、一部有料あり)。レシート撮影でデータを自動入力!さらに、銀行、カードの収支も自動で入力してくれます。使い方がシンプルかつ簡単なので、忙しいあなたにもおすすめです。
:https://zaim.net/

家計簿マネーフォワード

ほぼカード払いの人におすすめのアプリです(無料、一部有料あり)。金融機関の対応がいちばん多く、クレジットカード口座と連携しています。パソコンで高度なグラフを作成し、家計を見直すことができます。
:https://moneyforward.com/

Dr.Wallet

ほぼ現金支払いの人におすすめのアプリです(無料、一部有料あり)。レシート撮影で家計簿をつけることができます。レシートのデータはオペレーターによる手入力のため、精度が高いです。銀行、カードの収支も自動入力することもできます。
https://www.drwallet.jp/

マネーツリー

出張などで経費を建て替えることが多い会社員の人や、ポイントカードを多く持っている人におすすめのアプリです。個人の出費と、経費としての出費を分けて管理できます。銀行口座、カード情報だけではなく、さまざまなポイントカードの情報もチェックすることができます。
:https://moneytree.jp/

4.知りたい!年代別の貯金残高 黒字率

あなたの家計を黒字にするためには、そして今の家計診断をしてもらう方法などを説明してきましたね。

自分の家計はもちろんのこと、周りの家計も気になります。でも、知り合いに家計の事なんて聞けませんよね。

そこで、まずは年代別に働いている世帯主の年収、貯蓄残高、黒字率を見てください。

4.1.年代別 働いている世帯の年収、貯蓄残高、黒字率など

働いている世帯の世帯主の年齢別貯蓄残高、貯蓄年収比(平成27年)

貯蓄残高
(万円)

年間収入
(万円)

貯蓄年収比
(%)

黒字率
(%)

金融資産
純増率(%)

29歳以下

265

487

54.4

27.0

25.1

30~39歳

670

618

108.4

34.3

25.9

40~49歳

1,026

744

137.9

30.3

22.1

50~59歳

1,639

824

198.9

25.9

20.3

60~69歳

2,133

632

337.5

5.5

3.8

70歳以上

2,100

567

370.4

24.7

27.3

平均

1,309

709

184.6

26.2

19.9

資料:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)」、「家計調査年報(貯蓄、負債編)」
・貯蓄年収比=貯蓄残高/年間収入×100
・黒字率=黒字÷可処分所得×100 黒字=実収入―実支出=可処分所得―消費支出
・金融資産純増率=金融資産純増÷可処分所得×100 
・金融資産純増=貯蓄純増+(有価証券購入―有価証券売却)
引用元:金融広報中央委員会 知るぽるとHP
http://www.shiruporuto.jp/public/data/magazine/stat/stat002.html#01

いかがですか?金融資産はやはり年代が上になればなるほど上がります。
家計の黒字率は似たようなもので、3世帯に1世帯が黒字、下手したらもう少し少ないという印象です。

かといって、赤字の世帯が多いから自分もこのままでいいや~とあなたは思わずに、未来のために少しでも貯蓄残高を増やしてください。

みんなけっこう貯蓄しているなと感じますが、これはあくまで富裕層も含めた平均値ですので、もう1つの表も見てください。

金融資産の有無と金融資産保有額(平成28年)

金融資産の有無(%)

一世帯当たり
金融資産保有額(万円)

保有世帯

非保有世帯

平均(注3)

中央値(注3)

全体

69.1

30.9

1,078

400

世帯主
年齢別

20歳代

54.7

45.3

184

0

30歳代

69.0

31.0

395

167

40歳代

65.0

35.0

588

200

50歳代

70.5

29.5

1,128

500

60歳代

70.7

29.3

1,509

650

70歳以上

71.7

28.3

1,379

514

資料:金融広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査」 平成28年
・調査対象 全国7,808世帯(世帯主が20歳以上でかつ世帯員が2名以上の世帯)
・調査時期 平成28年6月17日から7月26日
・注3 金融資産非保有世帯を含む平均、中央値

引用元:金融広報中央委員会 知るぽるとHP
http://www.shiruporuto.jp/public/data/magazine/stat/stat002.html#01

上の表のとおり、現実はシビアです。貯蓄がない世帯が全世帯の30%です。
実際は体感しているとおりなんとか毎日の生活を進めている人が多いので貯金なんてできないです。

あなたも驚いたかもしれませんが、高額を貯蓄しているのはほんの一部の世帯です。

子供の教育費、老後の生活、万が一のことがあったときのための資金…一日も早く家計診断して、黒字になるようにがんばりましょう。

5.賢い人はこうやって貯めている!おすすめ本とブログ

ここまでいかがでしたか?「結局、現実は高額の収入がないと貯蓄なんてできない!」と思われたかもしれません。

でも、そんなことはありません。あなたや周りの人と同じくらいの収入でも、しっかり貯蓄している人はいます。

上手なやりくりをしている人の技を参考にしてみませんか?

おすすめの書籍とブログを紹介しますので、気になるものがあればチェックしてください。

4.2.今すぐ家計をなんとかしたい!そんな人におすすめ書籍5選

①正しい家計管理 将来への不安が消える、自動的にお金が貯まる 林總著

ページ数は200ページを超えますが、家計管理について悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい1冊です。

家計簿を作ることなく、家計がじっさいにどう動いているのか理解し、あなたが予算をたて、いらない支出を見直すという手順をすすめています。

あなたの家計の現状をきちんと理解するためにデータをどうやって作ればよいか、予算を決めるための順番なども分かりやすく解説しています。

最初はめんどうだと思うかもしれませんが、慣れてくると家計簿をつけるよりもスムーズに家計管理ができるようになります。

参照元:楽天ブックスより
http://books.rakuten.co.jp/rb/12702489/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0

②手取り月20万円からの3つのサイフでらくらく貯まる方法 3年間で120万円貯金できる人 横山 光昭著

家計見直しのテレビ特集などで良く出演されている横山光昭さんの1冊、さまざまなスタイルの家庭の家計バランスが掲載されていて、さらにお住いの場所まで考慮した家計バランスまで奥深い内容になっています。

ふだんあまり本を読む機会がなくなってきた…という人にも読みやすい1冊になっています。ぜひ、どうぞ。
参照元:楽天ブックスより
http://books.rakuten.co.jp/rb/12472597/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_103_0_10000991

③本気で家計を変えたいあなたへ―書き込む「お金のワークブック」 前野 彩著

あなたは勉強をするとき、読んで覚える派ですか?それとも書いて覚える派ですか?

書いて覚える派の人には特におすすめの1冊です。お金を貯める方法、老後に必要な資金、女の人は正社員でなければ、どれくらいまでの収入で抑えれば良いのかといった、あなたも一度は疑問に思ったことを、書き込むスタイルのこの1冊で理解できます。

参照元:Amazonより
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532169631/487276/ref=nosim/

④手取り17万円からの貯金の教科書 横山光昭著

こちらも同じく、横山光昭さんの1冊です。
さきほどあなたに、1世帯の貯蓄額の平均額は一部の富裕層で持ち上げられていて、中には貯蓄がまったくない世帯もあるとお話ししました。

私もそうですが、じっさい手取りはわずかなのに、子どもがいたり、ご主人が単身赴任していたり、ご両親が介護が必要だったりしてなかなか貯蓄に手が回らないと泣きたくなることも多いかと思います。

でも、あきらめずにまずはこの1冊を読んでみてください。どういった視点で動けば貯金に回せるのかがわかってきます。
参照元:Amazon
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800232457/487276/ref=nosim/

⑤給料が減っても貯蓄が増える! 40の節約術 節約術研究会著

せつない話ですが、給料が減ってしまった、ボーナス支給がされなかった…などいろいろなことがあります。

貯金のための節約テクをとことん、しかも分かりやすく掲載してくれているので、堅苦しい本が苦手だという人にもおすすめです。ぜひ、どうぞ。
参照元:Amazon
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ARAKBHK/487276/ref=nosim/

4.3.おすすめブログ2選

①貯められないズボラ専業主婦の家計簿節約見直し術

書籍も発売されている人気ブログです。生活をカツカツまで下げることなく、生活の充実をきっちりしつつ、貯金もしっかりする節約テクについて掲載されています。

引用元:公式サイト
http://kakeibo.kosodate-info.com/archives/302

②貧乏主婦がシンプルに暮らす

おすすめの金融機関、おすすめのクレジットカードの紹介から、家計簿を買わなくてもExcelシートでシンプルに管理できる家計管理の方法、家計簿が続かない理由などなど…あなたも気になる情報がいろいろ掲載されています。管理人さんは年収250万円、夫婦2人で貯蓄されているようです。

引用元:公式サイト
http://simpleshufu.com/category/kakeikanri

6.黒字への持ち直し・・・くじけそうになったときは

これから本を読んだり、ブログを読んだり、プロに相談したり…あなたなりのスタイルで家計を黒字に持ち直そうとこれから奮闘されることと思います。でも、投げ出したくなることもきっとあると思います。そんな日は、1日だけぜいたくなランチをしたり、旅行の計画を立てたり、欲しかったものを1個だけ買ったりして自分を甘やかしてください。期間限定の息抜きで出てしまった赤字は、そのあとの頑張りでまた取り戻せます。

7.まとめ

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
出費がかさむ時期は家計簿や通帳を見て、ため息が出ることもあると思います。でも、黒字にしようとがんばった経緯も、貯まった貯蓄も全部あなたの歩いた足跡となります。赤字の過去には戻れません。前を向いていきましょう。