育児ストレスでノイローゼにもなった私がギリギリの所でなんとか踏ん張れた方法

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1.はじめに

赤ちゃんが産まれた瞬間から、育児と言う親の責任が生まれます。

日々の生活は一変し、子ども中心の生活が始まります。

その生活の中で、多少なりとも育児のストレスを感じることがあります。

育児が楽しくて毎日がハッピーに思える人もいれば、毎日がストレスの連続で、この現状から逃れたいと思いながら育児を続けている人もいます。

私自身も毎日子どもと向き合っていると、楽しい日もあれば、育児に疲れる時もありますし、私は育児に向いてないと落ち込む時があります。

育児ストレスといえども、簡単に考えていいものでしょうか。

ある統計によれば、8割以上の親が何かしら育児にストレスを感じると答えています。

しかしストレスには原因があり、解決法や解消法があると思っています。

育児ストレスの原因を少し知る事で、日々の育児がスムーズに、心が楽になれたらきっと笑顔も増えてくるのではないでしょうか。

私の育児ストレス解消法も加えながら紹介できたらと思います。

2.育児ストレスになる原因

2.1 初めての育児

よく、生後1日目はお母さんになって1日目。と聞くことがあります。

確かにそうだと思います。子育てって本当に未知の出来事の繰り返しです。

思いもよらないことの繰り返しで、不安や心配がつきものです。

初めての抱っこ、初めてのおむつ替え。ドキドキしたお風呂。

きっとこの頃にはあまりストレスを感じなかったのではないでしょうか。

というよりも、そんな余裕がなかったという方が正解のような気がします。

育児ストレスを感じ出すのは、少し自分に余裕が出てきた頃だと思います。

病院から自宅に戻り、自分なりのリズムが掴めてきた頃です。

新生児の頃は、睡眠不足が続き、泣いている子どもの要求がわからず不安になります。

そんな時に「どうして泣いてるの?」と夫に聞かれると、わからないから困ってるの!と言い返したくなったものです。

良かれと思って声をかけてくれた言葉さえストレスになるものです。

経済的に苦しくなったストレスや、夫や妻との関係。生活環境の変化によるストレス。

夜泣きで寝不足や離乳食を食べてくれないなど育児全般のストレス。

外出するだけでも、自分の身支度と子どもの準備。

お着替えの途中で走り回って一苦労します。時間の余裕を持って準備していても、結局慌てて家を出る事もしばしばあります。

このように育児に関するストレスの例をあげれば、キリがないほど出てきます。

そんなお母さんたちに共通する原因は、真面目で責任感が強いことだと思います。

こうしなければ!母としてきっちり子育てをしなくては!

という気持ちが強くなり過ぎて、自分に余裕がなくなってしまいストレスを抱えてしまいます。

思うように予定が運ばない、思うように子どもが言うことを聞かないと思うことは、父や母としての理想であり実際には思うように進まないのも子育てだと思います。

子育てに関して、理想や願いは必要なことだと思いますが、それがストレスの原因であるならば、少し力を抜いてみてはどうでしょうか。

2.2 夫・妻の協力が少ない

同じ子育て中のママ友との会話で、旦那さんが育児を手伝ってくれているかという話がよく出てきます。

確かにイクメンパパさんは増えているように思いますが、実際協力的ではないお父さんも多いように感じます。

特に専業主婦の場合が多いですが、ワーキングママでも話は聞きます。

確かに、朝から晩まで家族の為に働いている旦那さんにとって、我が家はリラックス出来る環境であり休息の時間でもあると思います。

その時間をすべて育児に時間を使って欲しいと思っている奥さんは少ないと思います。

日々の生活に感謝しつつも、目の前の育児や家事に追われているお母さんにとって少しでも手伝って欲しいという気持ちも分かります。

ちょっと手が離せないからオツム交換して欲しいと頼むと、「疲れてる。」と返事がかえってくるとイラッとしてしまいます。

その小さなイライラが積り育児のストレスになっていくのだと思います。

社会に出て働いたことのある女性ならば、外で働くことの大変なことは理解しているはずです。

嫌な上司が居ても、間違っていなくても頭を下げないといけないこと、やりがいがある分ストレスもたくさんあります。

それでも毎日仕事をしなければ家族が暮らしていけないと頑張ってくれていることも理解しているはずです。

でも育児中の女性はきっと視野がとっても狭くなってしまっていると思うのです。

私も含め、毎日家事と育児であっという間に1日が終わり、また次の日も次の日も毎日変化のない生活。

子どもの成長を感じることはあっても、達成感や人から評価されるわけでもないです。

どちらかというと、やって当たり前、出来て当然としか思われないのです。

その結果、俺は疲れてる、俺は外で働いてる!と言われてしまうと、自分に価値がないかのように思えてきます。

逆の立場でもあり得ます。

毎日働いて帰って来ているのに、帰って来るなり子どもの世話をして欲しいと言われると、旦那さんの休む暇もありません。

少し横になっただけで機嫌が悪くなったり、何もしてくれないと言われるときもあると思います。

両者の意見がそれぞれあると思うのですが、その気持ちに足りないのは、

ありがとう!という言葉を使うことで、お互いのストレスは軽減されると思います。

毎日子育てご苦労様、ありがとう。毎日仕事お疲れ様、ありがとう。

そんな短い言葉でも、お互いの生活が意味のあるものになるのだと思います。

思っているだけでは伝わらないことはたくさんあります。

毎日じゃなくてもいいと思います。

自分が感じた時に素直に言葉に出すことで、お互いの育児のストレス、パートナーに対するストレスが軽減されるのだと思います。

3.育児ストレスとは

3.1 育児ストレスからくる体の病気

毎日育児に励んでいると、ストレスを抱えることがあります。

ストレスが溜まっていると思えるうちはいいのですが、体が限界だとサインを出してくる時があります。

特に、初めの症状として頭痛や腹痛を訴える方が多いようです。

緊張型頭痛と呼ばれており、極度のストレスを感じた時に起きる頭痛です。

その他に胃痛があり、胃潰瘍や胃腸炎になってしまう時もあります。

私もストレスが多くなると、肌荒れや難聴まではなりませんが、耳がボコボコといいますか違和感が出てきます。

短時間で治るのですが、数日続くと不安になります。

育児ストレスの症状が悪化すると、嘔吐を繰り返し、食欲不振や血便、蕁麻疹や過呼吸などを発症します。

体調不良が続き、微熱が続いてしまうと、ゆっくり休めない育児が余計にストレスになってきます。

ストレスは体の病気の原因になります。体の変化を感じる時には、ゆっくりと体を休めるように時間を作りましょう。

3.2 育児ストレスからくる精神的な病気

育児ストレスで心配な病気は、精神的な病気にかかってしまうことだと思います。

体の病気でも精神的な問題で発症することも多くあります。

女性ホルモンの乱れから産後鬱になりやすく、授乳や夜泣きから生活のリズムが狂い睡眠障害を起こすこともあります。

育児に強くストレスを感じ、自律神経失調症やパニック障害など精神疾患、心の病にかかってしまいます。

またストレスから過食が始まり、過食嘔吐を繰り返してしまうこともあります。

食べる事でストレスを解消しますが、食べたことで罪悪感が深まり嘔吐します。

  • 何もしたくなく脱力感だけで、笑えなくなる。
  • 誰にも理解されずに、育児を投げ出し一人になりたい。
  • 些細なことで夫にあたる。
  • 夫や子どもに暴言や暴力を振るう。
  • 急に涙は止まらなくなり、叫びたくなる。
当てはまる項目はありませんか?

きっと、いくつか当てはまる!と思うお母さんは多いと思います。

心の病気は、なかなか自分では気づけないものです。そして周りにも理解されないものです。

心の病気は難しい問題ですが、悪い病気でもないですし、恥ずかしい病気じゃないです。

目の前の現状と心が上手く連動出来ないだけなんです。

たかがストレス、されどストレス。早めのケアが必要だと思います。

3.3 育児ストレスの危険性

育児ストレスが思っている以上に蓄積されていくことで、自分では気づかない内に何かに依存してしまうことがあります。

・晩酌程度の飲酒 → アルコール依存症

・ネットサーフィン → ネット依存

・喫煙 → ニコチン依存



・気分転換のパチンコ → ギャンブル依存症

・お買い物 → 買い物依存症

・プチ家出 → 育児放棄

・小腹を満たすお菓子 → 過食症

気分転換の気持ちで始めたことが、精神のバランスが崩れていることが原因で依存してしまうことが多々あります。

依存することで抜け出せない自分に罪悪感が生まれ、自傷行為に発展する恐れもあります。

我が子をしっかり育てたいと思う気持ちが、育児ストレスとなり体や心のバランスを崩してしまうお母さんは少なくありません。

しかし、育児は待ってくれないのも現実です

理想と現実が大きくかけ離れた時に、人はストレスを感じてしまうのではないかと思います。

全力で取り組むことも理想を持つことも大切ですが、ゆっくりと現実と向き合うことも大切なのだと思います。

4.育児ストレスを軽減するには

4.1 病院で治療を受ける

毎日家事や育児で時間を追われていると、自分の体の不調に気付いていてもなかなか病院に行くのを躊躇ってしまいます。

大きく症状が出るまで、我慢できるうちは我慢しようとして、結果、育児ストレスから体や心の病気にかかってしまいます。

体の不調であれば、その症状に合わせて薬の処方をしてもらえます。

心の病であれば、カウンセリングを受けるのも効果的な治療になると思います。

自分では気づいていない育児ストレスの原因がわかる場合もあります。

人に話すことで、心が楽になることも多いです。身内や友人に話しづらいことも、医者であれば本音で話せることもあります。

しかし、精神的なサポートをするお薬を拒否する人が多くいると感じるのです。

私の周りの人間だけかもしれないのですが、お薬を飲むことはダメな事だと思い込み、薬を飲みたがらないのです。

頭が痛ければ頭痛薬、お腹が痛ければ整腸剤。体の不調の場合にはなんの躊躇もなくお薬を飲むのに、精神的なお薬は飲みたくないのです。

まだまだ心の病は、良くない病気だと認識されているのだと思います。

睡眠障害であれば、睡眠導入剤、パニック障害なら精神安定剤など、体と同じように、症状に合わせたお薬が処方されます。

お薬を飲むことで症状が安定していけば、育児ストレスとも上手く付き合っていけると思います。

またサプリメントを上手に活用したり、ツボ押しでストレスを軽減されることも出来るようです。

4.2 家族との理解を深める

育児ストレスにとって1番大切なことは、家族としっかりと話し合う事だと思います。どんなに忙しい人でも、話し合う時間は作れるものですし、作るべきだと思います。

夫婦間であったり、親であっても、自分の思っていることを口に出すことはエネルギーが必要です。しかし、話すことで状況が大きく変わることもあります。

それぞれ別の時間を過ごしている中で、自分の思っていることも相手が思っていることも、口に出さなければわからないものです。

言わなくてもわかるだろう、言わなくてもわかってよと思うのは、ただの独りよがりだと思います。

一方的に意見を言ってもきっと解決しないでしょう。お互いがしっかり向きあうことで初めて理解を深めることが出来るのではないかと思います。

 

4.3 外部のサポートを利用する

育児のストレスで、現状や子育てについて相談したいと思う方には、育児相談窓口や育児サポートの窓口が各役所に開設されていると思いますので、一度足を運んでみたらどうでしょうか。

以外に第三者の意見は受け入れることが出来るかもしれません。
自分には頼れる人がいる、相談出来る人がいると思うだけでも、気持ちが楽になることもあります。

また、物理的に時間が欲しい人。一人の時間が欲しいと思う人には、一児保育やベビーシッターの利用をオススメします。
各都道府県によって一時保育の利用方法は異なりますが、私の地域では登録しておけば利用可能になります。

預けている数時間、自分の為だけに時間を使えるのでリフレッシュ出来ると思います。友人とランチをしたりショッピングに出かけてみたりと、外の空気を吸うことで日頃の疲れも軽減されます。

自分の都合だけで子どもを預けるのは、少し気が引けると思うお母さんも多いと思います。でも、たまにはいいと思うのです。お母さんがリフレッシュしてまた子どもと笑顔で向き合えるならば、どんどん利用すべきだと私は思います。

 

4.4 ストレス解消法

先輩ママさんにストレス解消法を聞くと、ほとんどの割合で、食べて寝る!とういう答えが返ってきます。ストレスを感じたら、美味しいものを食べて、グッと寝る。これが最高にストレス解消になるとのことです。

確かに、育児に追われていると十分な睡眠が取れず寝不足になってしまいます。
まして乳幼児の子育て中だと、夜中に何回も起きることもしばしばあります。
寝不足が続くと体も辛いですし、ちょっとした事でイライラします。

ストレスを感じ始めたら、家事や育児もそこそこにしてしっかり睡眠時間を確保してみたら、翌朝にはスッキリでき子育てに向き合えると思います。

ちなみに最近の私のストレス解消法は、1時間前後のウォーキングです。
ダイエット目的で始めたウォーキングなのですが、今では自分1人の時間でもあり、翌日の自分へのチャージの時間にもなっています。

落ち込みながら歩く日もあれば、足取りが軽く感じる日もありますが、私の取ってはとても貴重な時間になっています。

5.おわりに

最近知りあったママ友なのですが、彼女はシングルマザーです。
よく保育園のことや、育児の事で相談を受けるのですが、ある日の会話がとても印象的でした。

「成長するにつれ、父親の存在を口にするようになったらどう答えていいか不安になるけど、私にとって娘は守り神みたいな存在なんだ。産む前は不安だらけで大変だったけど、今は娘がそばに居てくれるから幸せ。娘は私の一番の特効薬。笑顔を見るだけで元気に頑張れる。」

私はこの会話のあと、今の現状の甘さや感謝すべき環境にいる事をとても強く感じました。

育児に協力的な夫がおり、お互いの両親が同じ地域に住んでおり、何かあれば駆け付けてくれる姉もいます。

この環境が当たり前になってしまい、感謝することを忘れていました。

自分を支えてくれる人達への感謝を忘れないことで、育児ストレスを溜めない環境作りも出来るのではないかと思います。

育児ストレスがなくなることはないでしょう。

でも、そのストレスと上手に付き合うことで、少しでも多くのお母さんが笑顔で子どもと向き合ってもらえたらと思います。