結婚式・披露宴に赤ちゃん・子ども連れで出席するときに大切なこと

スポンサーリンク

1.子連れで結婚式に行く事って常識的にはどうなのか?

結婚式・披露宴に招待されたときに、赤ちゃん・子ども連れで出席してもいいか?

新郎新婦からの強い希望がないかぎりは、親族以外の子どもは結婚式に出席させないのが多くの人の考えです。

赤ちゃん・子どもが結婚式・披露宴に参加することで、雰囲気が和やかになったり温かみのあるものになったりする反面、赤ちゃん・子どもが泣いたりぐずったりすることで雰囲気が台無しになってしまうことをいやがる人もいるからです。

結婚式・披露宴は親族として参加する場合は連れて行く、友人として参加する場合は連れていかないという考え方でいてください。

上記のような理由から、結婚式への参加のお願いがあった時点で「子どもも出席して良いか?」ゲストのほうから聞くのは遠慮したほうが良いです。

多くの人が内心では良く思っていなくても、連れてきてねと返事をするからです。

ではどこで子連れでの結婚式への参加が可能なのか判断するのか?ですが、「招待状の表書きの宛名」で判断します。

子どもの名前も連名で書いてある場合は「参加OK」、子どもの名前がない場合は「子どもは預けて行く。」と判断しましょう。

子どもを預けることができない場合はその旨を伝えて欠席の連絡を入れ、祝電でお祝いの気持ちを伝えるとともに、後日結婚祝いのお品を贈ることをおすすめします。

では次に、賛成派と反対派の方のご意見をご覧ください。

■賛成派

■反対派

賛成派の人は結婚式の雰囲気が良くなったり、長年会えなかった友人の近況をすべて見ることができたりすることをうれしく思い、子連れでの結婚式・披露宴の参加を了承しています。

反対派の人は子連れでの結婚式・披露宴の参加は手配に手間がかかったり、ゲストにかかる負担を考えたりすることで嫌がっています。

赤ちゃん・子ども連れで結婚式・披露宴に参加することへはさまざまな意見がありますが、主催者である新郎・新婦からお願いがないかぎり、赤ちゃん・子ども連れで参加することはやめておくほうが良いでしょう。

育児期間中は心に余裕がないため、自分の赤ちゃん・子どもを中心に物事を考えてしまいがちですが、周りへの配慮も大切です。

1.2.子連れで結婚式に参加するなら、注意しておきたいマナー

子連れで結婚式に参加するときは、結婚式出欠のお返事を出すときに新郎新婦に声をかけること、会場の設備の確認、周りのテーブルの人への挨拶をきちんと済ませましょう。

また、当日の荷物は普段のお出かけの荷物を少し多めに…という考え方で問題ありません。

結婚式の主役はあくまでも新郎新婦ですので、当日の雰囲気を台無しにせずにきちんとお祝いできる姿勢が大切だからです。

ではさっそくですが、子連れで結婚式に参加するときに注意しておきたいマナーをご紹介します。

・結婚式出欠の返事を出す際にお願いしたいこと

新郎新婦に結婚式出欠の返事を出すときに伝えてほしいことがあります。

まず、子どもがぐずることで結婚式の最中に中座することが多く迷惑をかけること、また、座席を出入り口の付近にしてほしいことを伝えましょう。

ふだん子どもが親しんでいる祖父母などを同じテーブルにしてもらえるようにお願いできるとなお良いです。

当日子どもの体調によって欠席したり、退席したりすることがあることも伝えてください。なお、欠席した場合は、後日早めに「出席してご祝儀として渡す予定だった金額」を包んでお渡ししましょう。

・結婚式当日はまず周りのテーブルの人に挨拶をする

結婚式が始まる前に、周りのテーブルの人にご迷惑をおかけしますと一言声を掛けることで周囲の印象はぐんと良くなります。

・子どもがぐずったときは退出する

子どもがぐずったり、騒いだりしたときはすぐに会場を退出し、結婚式の雰囲気を台無しにしない配慮が大切です。

子どもが騒いで会場を走り回ったり、ウェディングケーキを倒したりするケースもありますので気を付けてください。

・子どもから目を離さないようにする

受付スペース、挙式・披露宴会場には子どもが触れるとまずいものが多くあります。

新郎新婦が手作りした品々、テーブルの上の食事や食器、メインテーブルの上のウェディングケーキなどなど…雰囲気を台無しにしてしまうだけではなく、子どもにも危険です。

結婚式の間は子どもから目を離さないようにしてください。

・授乳は会場ではしない

授乳は会場を退出し、授乳室や控室などでしてください。

できるだけ授乳は結婚式が始まる前に済ませ、結婚式の間はミルクでも対応できるようにするとなお良いです。

子連れで結婚式に参加することでこんなに配慮が必要なのか?と出席する前からどっと気疲れしてしまう方もおられると思います。

じっさい子連れで結婚式に参加する際は気力も体力も使いますが、ご自身も多くの人からお祝いしてもらった過去をふりかえり、同じように新郎・新婦を祝福できるようにしてください。

1.3.子連れでの参加は参列者へ迷惑をかけるから、参列を辞退する際の注意点

子連れでの参加は参列者へ迷惑がかかるので辞退したい場合、お祝いのことばと欠席理由を添えて参加を辞退しましょう。

主催者である新郎新婦はあなたと子どもが結婚式に出席してくれることを心待ちにして招待状を送っていますので、一言添えることはとても大切です。

欠席される場合はすぐに返事をせずに、出席できるように配慮したことを分かってもらえるように1週間前後は置いた方が良いです。

また、事前にメールやSNSなどで出席することがむずかしい旨を伝えられる場合は伝えておきましょう。

さらに配慮として、結婚式当日に祝電を送ることをおすすめします。

では、さっそく子連れでの参列を辞退する際の招待状の返信欄の文例をご紹介します。

ご結婚おめでとうございます
お二人の門出のお席にせっかくお招きを頂きましたが
まだ子どもが小さく預け先がないため
残念ながら欠席させて頂きます
お二人のお幸せを心より願っています
ご結婚おめでとうございます
お二人の門出のお席に出席したい気持ちはやまやまですが
まだ子どもが生後間もなく長い間離れることができないので
今回はやむを得ず欠席させて頂きます
お二人のお幸せを心よりお祈り申し上げます
ご結婚おめでとうございます
残念ではございますが
子どもがまだ小さく長い間離れることができないので
欠席させて頂きます
お二人の末永いお幸せを心よりお祈り申し上げます

あわせて、返信ハガキを書くときは下記の点に注意して下さい。

  • 招待状の返信は黒のペン(万年筆、ボールペン、毛筆)で書く。
  • 訂正はすべて定規を使い、二重線を引く。
  • 「、」や「。」の句読点は区切りや終わりを意味するので、使用しない。
  • 宛名を「様」に変更する。
  • 「御」「芳」は二重線で消す。

結婚式の招待状の返信には大切なマナーがあり、それを守ることでお互い大人としての配慮ができるようになります。

慌てると忘れてしまいがちですが、新郎新婦や新郎新婦の家族に失礼のないよう大切なポイントは押さえておきましょう。

参考文献:
きちんと知っておきたい 大人の冠婚葬祭 マナー新辞典 朝日新聞出版

2.赤ちゃんを連れて結婚式へ参列する時の段取り

赤ちゃんを連れて結婚式へ参列する際、どういったポイントで準備をすることでマナーにつながるのかをご紹介します。

2.1.持っていくことで安心できるもの

赤ちゃんを連れて結婚式へ参加する時に用意しておくべきものを、食事、お着替え、お昼寝に分けてご紹介します。

普段マザーズバッグに入れている荷物を多めに用意すると考えてもらって大丈夫です。

結婚式場で貸してもらえるものもありますが、普段使っているものを用意することで当日のトラブルも回避できますし、周囲への迷惑も軽減することができるからです。

ではさっそく、用意してほしいものをご紹介します。

【食事関係で用意しておくべきもの】

  • 粉ミルク
  • 粉ミルク用のお湯と湯さまし
  • 離乳食
  • おやつ
  • ストローとフタが付いたコップ
  • スプーンとフォーク
  • ウェットティッシュ
  • ガーゼハンカチ
  • スタイやエプロン
  • カットできるはさみ

新郎新婦に赤ちゃんの食事を持参することを伝えておいてください。

粉ミルク用のお湯と湯さましといった水分は結婚式場で用意してもらえることもありますが、持参したほうが無難です。

離乳食やおやつは普段赤ちゃんが食べ慣れているものにし、おやつはあまり手や口元が汚れないものを選ぶようにしてください。

ストローとフタが付いたコップはいつもより大きめサイズのものにするか、複数持参するようにしてください。

少し月齢が大きくなってくると大人とほぼ同じものを食べることができることもありますので、麺類などを細かくカットできるヌードルカッターはあると便利です。

【お着替え関係で用意しておくべきもの】

  • おむつ
  • おしりふき
  • ハンドタオル
  • 着替え(下着)※複数枚数
  • 使用済のおむつを入れるビニール袋

普段のお出かけよりも多めに用意することをおすすめします。

着替えは結婚式の最中に汚してしまったときに着ることができるようにきれいめの服と、帰宅時に着ることができる普段着と用意されると便利です。

ハンドタオルはうんちやおしっこで赤ちゃんの体や服が汚れてしまったときにさっと拭いてあげることができるのであると良いです。

使用済みのおむつを入れるビニール袋はおむつを持ち帰ることを考え、複数枚数入れておいてください。

【お昼寝してしまった時のために用意しておくべきもの】

  • ベビーカー、クーファン、バウンサーなど
  • バスタオル、ブランケット、ベビー布団など
  • 抱っこひもなど
  • おもちゃなど

披露宴は数時間と長いため、その間に赤ちゃんがお昼寝することが多いです。

赤ちゃんが毎日のお昼寝に使っているベビーカー、クーファン、バンウサーなどが必要であれば、持ち込みが可能か結婚式場に確認しておいてください。

また、赤ちゃんが毎日のお昼寝に使っているおもちゃやお気に入りのタオルなどがあれば、忘れずに持参してください。

2.2.赤ちゃんの服装、自分の服装、無難な服装とは

結婚式の服装、当日の荷物や事前の手配などに気を取られて忘れてしまいがちですので、余裕を持って選ぶようにしましょう。

予想以上に準備するものが多いので、心に余裕をもつことで納得できる服装を選ぶことができます。

焦ると納得いく服装だったものの値段が高かったり、カーディガンや靴下などの小物の用意を忘れてしまったりするケースもあるからです。

赤ちゃんの服装も自分の服装もさほどこだわらなくても良いのでは?というご意見もあるかもしれません。

しかし、結婚式向けの服装は幅広く発売されており、赤ちゃんの服装はとくに目移りしてしまいます。

あくまでも主役は新郎新婦ですが、一瞬で過ぎ去ってしまう赤ちゃんのかわいらしい姿を形に残そうという親だけの楽しみはとても大切です。

【赤ちゃんの服装】

結婚式に出席する赤ちゃんの服装に決まりはないため、「赤ちゃんが心地よく感じられるお出かけ服」を選んであげてください。

おすすめの服装について触れる前に、どういった点に気を付けてあげてほしいか触れておきます。

  • 結婚式のスタイルや時期を考慮に入れてください。
  • 暑い季節、寒い季節に適した素材を選び、なおかつデザイン重視にならず、優しい素材のものを選んでください。
  • カーディガン、靴下、靴などの小物選びも忘れずにおねがいします。
  • 寒い時期は屋外に出た時にカーディガンなどの羽織りものがあると便利です。
  • 歩きかけの赤ちゃんには靴下、靴などの小物選びもお忘れなくお願いします。

赤ちゃんのセレモニードレスや一般的なドレスはどれもかわいいため、ついついデザイン重視で選びがちですが、長時間となる結婚式をできるだけ赤ちゃんが心地よくすごせる服装を選んであげることがいちばん大切です。

ではさっそく、赤ちゃんの服装について画像とあわせてご紹介します。

・セレモニードレス

kiy_mamaさん(@kiybaby_mama)がシェアした投稿

月齢が3~4か月までの赤ちゃんであれば、お宮参りや出産の退院時に着せたセレモニードレスを着せることができます。

赤ちゃんが長時間着ることをいやがったときのために、きれい目のお着替え服も用意しておくことをおすすめします。

・ベビードレス

月齢が上がってくると一般的な赤ちゃん向けのドレスもおすすめです。

カラーは白でも問題ありませんし、ほかの色でもとてもかわいらしいです。

ウエストより上はできるだけシンプルなデザインで、ウエストから下はチュールなど華やかなデザインになっているものを選ぶことをおすすめします。

・フォーマルスーツ

toatanmamaさん(@toatanmama)がシェアした投稿

男の子にはフォーマルスーツもおすすめです。

ロンパースタイプのものからセパレートタイプのものまで幅広くありますので、赤ちゃんの月齢に合わせたスタイルを選んであげてください。

ベビードレス、一般的なドレス、男の子向けのフォーマルスーツ、どれもデザインから価格帯まで幅広いため、悩まれる方も多いと思います。

汚れてしまう可能性が高いので、赤ちゃんが着やすいことと良心的な価格であることをいちばんに選ぶことをおすすめします。

【自分の服装】

子連れで結婚式にお呼ばれされたときの服装の話をする前に、結婚式にお呼ばれされたときの服装のマナーについて触れておきたいと思います。

  • 肩の露出を避ける為、袖のある服を選ぶか、上から羽織るもの(ストール、ボレロなど)を用意する。
  • 白、ベージュといった色は花嫁のカラーと重なるので避ける。
  • 全身黒で統一しないように、服を黒にしたときは小物類で変化をもたせる。
  • タイツ、網タイツなどは避け、ベージュのストッキングを選ぶ。
  • 靴はつま先の空いていないパンプスを選ぶ。

子連れで結婚式にお呼ばれされたときは自分の服装までなかなか気が回らないため、結婚式の服装のマナーを忘れてしまうかもしれません。

そのため、どういった服装にするか考える前に上記のポイントを忘れないようにしてください。

あわせて、赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりする中で汚れることを考えると、シワになりにくく、汚れが目立たないものを選びましょう。

では、具体的にどういった服装がおすすめなのか画像とあわせてご紹介します。

・便利!授乳もできるワンピース

Eiko Sakabeさん(@sophie_by_eikosakabe)がシェアした投稿

赤ちゃんを連れて結婚式に出席する場合、ミルクではうまくいかず授乳しなければならないシーンも出てきます。

さっと授乳ができるワンピースを選ぶと便利です。

・袖のあるワンピース 今後も使えるデザインを

VANRI ばんちゃんさん(@vanri0121)がシェアした投稿

袖なしのワンピースの上に刃織るものを着ると羽織るものを赤ちゃんに引っ張られてしまう可能性が高いです。

最初から袖ありのワンピースを選ぶようにしてください。

今後、子どもの行事関係でも使えそうなシンプルな中に少しアクセントのあるワンピースがおすすめです。

・レースフリルが可愛いオールインワン

あきりんさん(@akiriiiiiiiinn)がシェアした投稿

結婚式の間も赤ちゃんをあやしたりお世話をしたりすることが多いので、動きやすいオールインワンのパンツもおすすめです。

肩が出ておらず、キレイ目のデザインであるところもポイントです。

・パンツスタイルのセットアップ

MissTiQさん(@misstiq.kobe)がシェアした投稿

上品なレースが目を引くパンツスタイルのセットアップです。

トップスとパンツを別々に使うこともできるので、結婚式のお呼ばれ以外でも活躍します。

数多くの選択肢がありますので、どういった服装にしようか悩まれる方も多いと思います。

結婚式のマナーに適した服装であることをクリアすれば、動きやすくシワになりにくく、結婚式以降も使える服装を選んでください。

汚れてしまうことをご理解いただいたうえで、ブランドにはこだわらずに良心的な価格のものを選ぶことも大切かもしれません。

2.3.赤ちゃん連れだからこそ意識しておきたい事

鳴き声や音が出そうなときにはどういった対応をするのが良いのか、事前に赤ちゃんをあやすためにどういった点を調べておけば良いのか、時系列でご紹介します。

赤ちゃんの泣き声や音には色んな感じ方をする方がいます。

新郎新婦の門出を気持ちよくお祝いしてあげることができるよう、事前に調べておくことで結婚式の最中も心に余裕をもつことができます。

では、時系列で結婚式の前に準備・確認してほしいことをご紹介します。

【招待状が届いた時点で赤ちゃんのために用意してもらえるものを確認する】

招待状に赤ちゃんの名前が書いていれば、赤ちゃんも一緒に出席ということで問題ありません。

招待状が届いた時点で、出席または欠席のハガキを出す前に赤ちゃん連れであること&ご迷惑を掛けることを伝え、当日配慮してほしいことを伝えておきましょう。

・赤ちゃんの席・ベッドの準備をしてもらえるかどうか

披露宴は長時間に及ぶため、首がすわらない赤ちゃんはベビーベッド、首がすわっている赤ちゃんは子ども用の椅子を準備してもらえるか確認してください。

当日は慣れない椅子にいやがることも視野に入れ、普段から慣れているベビーカーを持参することをおすすめします。

・母と赤ちゃんの控室の準備をしてもらえるかどうか

赤ちゃんがぐずったときに対応できる控室を準備してもらえるかどうか確認してください。

遠方からの出席であれば会場に着いてから着替えることをおすすめしますので、そういった対応ができるかどうかもあわせて確認してください。

・授乳室、おむつ交換できる場所を確認する

授乳室やおむつ交換できる場所も確認してください。

控室ですべて対応できるかどうかは会場によって異なりますので、おむつ交換できるところがない場合はお昼寝のときに使用している薄手の布団などを持参することをおすすめします。

【当日までに 自宅から会場までのルート確認を行う】

自宅から結婚式場まではどのようにして向かいますか?

親族専用のバスなどが手配されている場合は心配ありませんが、自家用車、公共交通機関を利用される場合はルート確認をしておきましょう。

渋滞が多いルートであれば、所要時間よりもかなり早めの出発時間となってきます。

当日迷っても、カーナビや携帯のルート検索があれば何とかなるという考えはやめてください。

【当日 すべての場所の確認を忘れずに】

結婚式当日は招待状に書かれている時間よりも少し早めに到着し、授乳室、おむつ交換のスペース、赤ちゃんが泣いたときに対応できる部屋などがどこにあるかきちんと確認してください。

あわせて、結婚式当日に困ったことが出てきたら「どのスタッフに聞けば良いか?」も確認されることをおすすめします。

結婚式に赤ちゃんと出席するにあたり、事前の準備と確認をきちんとしておくことで当日のトラブルはかなり軽減することができます。

手間に感じる方もおられると思いますが、備えあれば憂いなしです。

今後のお付き合いのためにも、ちょっと頑張ってください。

3.子どもを連れて結婚式へ参列する時の段取り

子どもを連れて結婚式へ参列する際、どういったポイントで準備をすることでマナーにつながるのかをご紹介します。

3.1.持って行くことで安心できるもの

子どもを連れて結婚式へ参加する時に用意しておくべきものを、食事、お着替え、お昼寝に分けてご紹介します。

子どもにとって結婚式(挙式、披露宴)の時間は長く、退屈に感じるものです。

挙式・露宴の間に騒ぎだすこと、食事が合わないことでぐずること、お昼寝の時間になって眠いことでぐずること、さまざまなトラブルが想定されます。

赤ちゃんとはちがい新郎新婦側から子どもの食事は手配されているため、そこまで念入りに準備する必要はないのでは?というご意見もあるかもしれません。

しかしじっさいはそうではなく、赤ちゃんのときよりも自分の意志で好きなところへ行きき出来るようになる子どもが騒ぐことで起きるトラブルのほうが厄介です。

寝んねの赤ちゃんの頃のほうが外出しやすく、子どもの方が外出しにくくなったという意見を聞きませんか?まさにその通りです。

普段から使い慣れているものをとことん用意し、当日のトラブルをできるだけ軽減しましょう。

ではさっそく、子どもを連れて結婚式へ参加するときに用意してほしいものをご紹介します。

【食事関係で用意しておくべきもの】

  • おやつ/食事
  • ストローとフタが付いたコップ/水筒
  • スプーン/フォーク/おはし
  • ウェットティッシュ
  • ガーゼハンカチ
  • スタイやエプロン

子どもの年齢によって必要なものも変わってきますので、上記を参考にしていただいて必要なものを用意してください。

自分で食べたいと思うものの、汚すことが多い年齢の子どもには着替えやエプロンを多めに用意して下さい。

子どもの年齢が2歳を超えたあたりから、新郎・新婦側から子どもの料理を提供してもらうことになります。

子どもが結婚式場の料理を食べてくれない可能性もありますので、普段食べ慣れている食事やおかしを持ち込むことをおすすめします。

食事や飲み物を持ち込むことはあらかじめ新郎新婦に伝えておくとなお良いです。

【お着替え関係で用意しておくべきもの】

  • 着替え・肌着
  • ハンドタオル
  • おむつ
  • おしりふきシート
  • ビニール袋(多めに)

子どもは汚しやすいので、着替えを多めに持参してください。

おむつ・おしりふきシートはおむつが外れている子どもでも、当日の緊張感でトイレが上手にできないかもしれませんので、おむつを多めに持参してください。

ハンドタオルは色々と使い勝手が良いので2枚ほど持参し、ビニール袋も多めに持参してください。

また、当日はいつもと違う雰囲気に子どもが疲れやすくなっているかもしれません。

つらそうにしていたり、ごはんをほとんど食べなかったりする場合はすぐに退席させてもらいましょう。

結婚式当日に急に退席する可能性があることを新郎新婦に伝えておくとなお良いです。

【お昼寝関係で用意しておくべきもの】

  • ベビーカー
  • お昼寝のときに愛用している布団・タオルなど

子どもが2~3歳くらいまでは披露宴の間にお昼寝をすることも考えられます。

眠くなってぐずってしまったときに対応しやすいように自宅で使っているお昼寝グッズを持参し、子どもの様子を見てベビーカーまたは控室などでお昼寝をさせてあげてください。

3.2.女の子向けの服装、男の子向けの服装、自分の服装、無難な服装とは

結婚式の服装、結婚式直前になってくると子どもがぐずったときの対応策で頭がいっぱいでなかなか気が回らなくなるため、少し早めに用意しましょう。

とくに子どもの服装はどれもとてもかわいらしいので、心に余裕がある間に服装選びを楽しんでください。

女の子のドレス、男の子のフォーマルともに最近は大人顔負けのデザインのものが多いです。

兄弟姉妹、親子でリンクコーデを楽しむのもおすすめです。

どれも時間があればこそできることですので、ぜひ楽しんでください。

子どもの服装も自分の服装もさほどこだわらなくても良いのでは?というご意見もあるかもしれません。

しかし、結婚式向けの服装は幅広く発売されており、子どもの服装はとくに目移りしてしまいます。

あくまでも主役は新郎新婦ですが、普段着せることがほとんどないフォーマルな服装ではにかむ子どもの可愛らしさを形に残すことができるのは親だけです。

【女の子の服装】

女の子の服装はそこまで大きなルールはありませんが、下記の点に気を付けて服装を選んでください。

  • 白いドレスやワンピースは避け、華やかなカラーのものを選ぶ
  • シンプルで上質な素材のものを選ぶ
  • 羽織りもの、アクセサリー、靴や靴下など全身のコーディネートを忘れずに

子どもはリングガール、フラワーガールなどを依頼されることが多いため、上品なデザインで結婚式に華を添えることができるからです。

また、屋外と屋内では気温の差もあるため、子どもが体調を崩さないように季節に応じた服装を選んであげることも大切です。

ではさっそく、女の子のおすすめの結婚式の服装を画像とあわせてご紹介します。

・淡いカラーの上品なドレス(姉妹お揃いで華を添えて)

natsukiさん(@natsukii_723)がシェアした投稿

淡いブルーのワンピースを姉妹お揃いで着こなしています。

同じようにパステルカラーでスカート部分がチュールになっているシンプルなデザインのワンピースは世代を問わずに好印象です。

・ジュニア世代にはシンプルなワンピースもおすすめ

シンプルなワンピースでありながら、ぱっと目を引くデザインです。

子どもの年齢が上がってくるとドレスを着ることに恥じらいを感じる女の子も出てきますので、そういったときはお出かけ着にも使えそうなきれいめのワンピースを選んであげましょう。

・季節に応じた羽織りもの選びを

eikoさん(@ega0816eiko)がシェアした投稿

寒い季節は厚手の羽織りもの・厚手の靴下やタイツを用意してあげてください。

少し肌寒いかな?というくらいの季節はもう少し薄手のボレロやカーディガンで対応できます。

・袖のあるワンピースもおすすめ(カラーの切り替えも)

袖あり、セットアップにも見える愛らしいデザインのワンピースです。

半袖で対応できる季節は袖ありのワンピースだと羽織りものがいらないので便利です。

全体が同じカラーのワンピースも素敵ですが、写真のようにウエストから上と下ではっきりカラーが分かれているワンピースはひときわ人目を引きます。

一度きりの結婚式に子どもに高額なドレスやワンピースを購入することはためらいを感じる方が多いと思います。

そこで目線を変えて、結婚式では清楚な服装が好まれますので、ちょっとしたお出かけ着にも使えそうな服装選びを楽しんではどうでしょうか?

【男の子の服装】

男の子の服装もそこまで大きなルールはありませんが、フォーマルな服装にしたり、上をシャツにしたりして「きちんとした雰囲気」を演出しましょう。

もちろん季節に応じた服装選びも大切です。

男の子もリングボーイやフラワーボーイを依頼されることが多いため、結婚式に華をもたせる服装選びが大切だからです。

ではさっそく、男の子のおすすめの結婚式の服装を画像とあわせてご紹介します。

・入園式・入学式にも使えるフォーマルスーツを

砂原美樹さん(@m.i.k.i.a.s.g)がシェアした投稿

子どものフォーマルなスーツ姿はとびきりカッコよく目を引きます。

幼稚園・小学校の入園式や入学式が私服のところもありますので、そういったときにも使える方は思い切ってスーツを購入されることをおすすめします。

・いつものコーディネートに小物をプラス

YURIKOさん(@yuriko000saku)がシェアした投稿

普段着ているお出かけ服にサスベンダーとネクタイを加えることで結婚式の服装にさっと変えることができます。

男の子はフォーマルなスーツは動きにくく着ることを嫌がるかもしれませんので、こういったスタイルもおすすめです。

女の子は普段着ることができないドレスやワンピースを喜んで着てくれることがほとんどですが、男の子は動きにくいスーツを着ることをいやがることが多いです。

親としてはカッチリきめたいところですが、小物で変化をもたせるのもおすすめです。

【自分の服装】

赤ちゃんの項目でお伝えした基本の結婚式のお呼ばれスタイルを守りつつ、動きやすい服装であることを重視してください。

赤ちゃんとちがって子どもは活発に動き回りますので、低めのパンプスでパンツスタイルにされるのもひとつの案です。

ではさっそく、おすすめの服装を画像とあわせてご紹介します。

・汚れが分かりづらいカラーを選ぶ

MissTiQさん(@misstiq.kobe)がシェアした投稿

子どもの相手をしているとフォーマルな服装であっても汚れてしまうことが多いです。

汚れが目立ちにくいカラーの服装を選び、小物類に明るいカラーのものを選ぶことで華をもたせましょう。

写真のような長いネックレスは子どもにひっぱられる可能性が高いので、もう少しシンプルなものがおすすめです。

・動きやすいパンツスタイルで

動き回る子どもの相手をしながら結婚式に参列するときは、オールインワンのワイドパンツも素敵です。

結婚式にパンツスタイルで出席されるときは、写真のように刺繍デザインやリボンなど華やかな印象が持てるものを選ぶことをおすすめします。

3.3.子どもが騒ぎだしたときに慌てないように意識しておきたい事

子どもが騒ぎだして落ち着かないときは会場の外で待つのがマナーです。

あらかじめ新郎新婦に結婚式の間子どもが騒ぎ出したときは退出することを伝えておきましょう。

親にとっては子どもが騒ぐことは日常茶飯事ですが、新郎新婦にとっては結婚式の間に子どもが騒ぎ出したことで苦い思い出が残ってしまう可能性があるからです。

できるだけ結婚式の間に退席しなくて済むよう、結婚式の間に子どもがぐずり出したときのために準備しておきたいもの、会場の外で待てる場所があるかどうかの確認など事前にしてほしいことをご紹介します。

面倒に感じるかもしれませんが、子どもは一度騒ぎ出すとなかなか落ち着いてくれませんので、事前の準備や確認がものすごく大切です。

【子どもが騒がないように準備しておきたいもの】

  • お気に入りのおもちゃ
  • お絵かきグッズ(油性クレヨンは汚れが落ちないので、色鉛筆がおすすめです)
  • 絵本
  • 折り紙

子どもがじっとしていられる時間はほんの一瞬です。

少しでも落ち着いてくれるように、机の上で遊べるグッズ一式を数種類持参しましょう。

兄弟姉妹で取り合いのけんかにならないように、この日だけは同じものを2つずつ用することをおすすめします。

あわせて、騒ぎ出す前に気分転換でときどき会場から出るようにしましょう。

【事前に確認しておきたいこと】

  • 子どもが騒いだときに落ち着かせることができる控室はあるか?
  • 結婚式場から子ども向けのおもちゃなどを貸してもらうことは可能か?

子どもは一度騒ぎ出すとなかなか落ち着かないため、静かな控室があることが望ましいです。

また、おもちゃは自分でも持参することを前提に、ただでさえ荷物が多いため、子ども向けのおもちゃなどを貸してもらうことはできるのか確認しておいてください。

4.まとめ

子連れ、赤ちゃん連れで結婚式に参列されるときに準備してほしいこと、事前に確認してほしいこと、当日の服装などについて触れさせていただきました。

子連れ、赤ちゃん連れで結婚式に参列することはとても負担ですが、多くの思い出や子どもの記録を残すことができます。

結婚式当日は負担ばかりを感じてマイナス思考に陥らず、楽しみを感じてプラス思考で乗り切ってください。

スポンサーリンク

フォローする